株式会社ヤマタネ(英称:Yamatane Corporation)は、東京都江東区に本社を置く倉庫業準大手、米(コメ)の卸売大手企業である。
概要
米の卸売は業界大手で、自社の原点とする。創業者の山崎種二は「米は味にあり」と語り、徹底した品質管理のもと「ヤマタネファミリーライス」は生まれ、全国に流通する[1]。
また、倉庫業は準大手で文書保管に重点を置く。日本の会社としては初めて海外引越国際規格を取得し、国境を超えた物流・引越にも強い。
そのほか、不動産業・コンピュータシステムの運用など、事業は多岐にわたる。かつては証券業・商品先物取引事業にも参入していた。
沿革
- 1924年(大正13年) - 山﨑種二が回米問屋「山﨑種二商店」を創業。
- 1940年(昭和15年) - 山﨑種二が辰巳倉庫株式会社の経営権を取得し倉庫業に乗り出す。
- 1950年(昭和25年) - 東京証券取引所に株式上場。山種米穀株式会社設立。
- 1954年(昭和29年) - 山﨑埠頭倉庫株式会社を吸収合併。
- 1956年(昭和31年) - 東京中央倉庫株式会社を吸収合併。
- 1962年(昭和37年) - 不動産事業に進出。
- 1984年(昭和59年) - 社名を「株式会社山種産業」に変更。
- 1989年(平成元年) - 山種米穀株式会社と合併
- 1993年(平成5年) - 国際航空運送協会(IATA)代理店資格取得。国際引越協会(OMNI)加入。
- 1995年(平成7年) - 社名を「株式会社ヤマタネ」に変更。
- 1999年(平成11年) - SBS輸入商社資格取得。
- 2001年(平成13年) - 日本の会社としては初めて海外引越国際規格FAIMを取得。
- 2010年(平成22年) - 子会社のアサヒトラストの解散により、商品先物取引事業から撤退[2]。
- 2013年(平成25年) - 子会社で証券業を営んでいた金山の清算を完了。
主要事業所
工場
関係会社
断り書きのないものは連結子会社である。
- ヤマタネロジスティクス
- ヤマタネロジワークス
- 山種商事
- ヤマタネシステムソリューションズ
- 山種不動産…SMBC日興証券店舗入居ビルを保有
山種証券(現・SMBC日興証券)については山崎種二が創業者だが、現在は直接の関連はない。
かつての関係会社
- 金山証券 - 2012年7月1日付で岡安証券に事業を譲渡後[3]、金山株式会社に商号変更。2013年3月22日に清算を結了した。
脚注
注釈
出典
外部リンク