ジェネラル・リー(General Re, founded 1921)という再保険会社は、第二次世界大戦中の1945年にメロン保険(Mellon Indemnity Corporation)と株式を持ち合う関係となり、同年11月に合併した。メロン保険はそれまでほとんど保険をやらずに財閥の投資基金として稼動してきたが、財閥は11月の合併で新会社の40%を保有した。ジェネラル・リーは財閥の力でオイルショック以降の競争激化にも動揺することなく、1980年に金融持株会社となり、1990年デリバティブ取引用の系列会社を設けた。翌1991年4月にはロイヤル再保険(現RSA)を80%買収できることになったが、ビッグバンは混戦を続けており、数ヶ月後に合意が反故にされてしまった。1994年遅く、ジェネラル・リーはケルン再保険(Cologne Re, founded 1846)の75%を買収することに成功した。ケルン再保険は当時で27カ国に37支店を構え、150カ国近くを営業圏とし、広範なリスクを対象とした再保険を引き受ける多国籍企業であった。買収の結果、ジェネラル・リーの保険料において、45%がアメリカ合衆国の外から得られることになった。[5]
^Dale A. Hathaway, Can Workers Have A Voice?: The Politics of Deindustrialization in Pittsburgh, Penn State Press, 2010, p.47.
^SEIU, Contract campaign manual, SEIU, AFL-CIO, CLC., 1988. "Public, Private Employers Targeted For Legal/Regulatory Pressure 1n Pittsburgh, SEIU Local 29 and the International union hit Mellon Bank with a series of legal charges when the financial giant helped set up a new non-union cleaning..."