ミスキャスト

ミスキャスト

ミスキャスト
欧字表記 Miscast[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1998年5月23日[1]
死没 2017年3月21日（19歳没）[2]
父 サンデーサイレンス[1]
母 ノースフライト[1]
母の父 トニービン[1]
生国 日本の旗 日本（北海道浦河町）[1]
生産者 大北牧場[1]
馬主 ノースヒルズマネジメント
調教師 加藤敬二（栗東）[1]
競走成績
生涯成績 24戦5勝[1]
獲得賞金 1億5518万7000円[1]
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ミスキャスト(Miscast)[1]は日本の競走馬、種牡馬。重賞未勝利のまま現役を引退したものの、引退後は種牡馬として天皇賞（春）を制したビートブラックを出した。

戦績

  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[3]

2001年2月4日、京都競馬場での3歳新馬戦でデビューし、1着[4]。2戦目に弥生賞に出走して3着に入り、皐月賞の優先出走権を獲得。皐月賞は弥生賞に続いてアグネスタキオンの前に6着に終わるが、日本ダービートライアルのプリンシパルステークスではビッグゴールドを下し2分12秒9のレースレコードで制したが、レース後に左トウ骨遠位端骨折が判明して長期休養を余儀なくされる[4][5]。

2002年のアメリカジョッキークラブカップで復帰して4着とし、続く京都記念も4着のあと休みを入れ、その間に1000万下クラスに降級。降級後5戦して未勝利のまま4歳時を終え、翌2003年初戦の伏見特別で3勝目を挙げた。準オープンクラスに上がってからは武庫川ステークス、朱雀ステークスと勝利して再オープン入りを果たすも、オープン入り初戦の安田記念13着後、約1年の長期休養に入る。2004年のエプソムカップで戦列に復帰し、5戦して3着以内が一度もなかったが、福島記念ではセフティーエンペラにアタマ差まで迫って2着[6]。鳴尾記念10着のあと蹄葉炎などに見舞われ[4]、復帰することなく引退した。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[3]およびnetkeiba.com[7]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 格 距離（馬場） 頭
数		 枠
番		 馬
番		 オッズ（人気） 着順 タイム
（上り3F）		 着差 騎手 斤量
（kg）		 勝ち馬/（2着馬） 馬体重
[kg]
2001.02.04 京都 3歳新馬 芝1600m（良） 10 3 3 02.30（1人） 01着 1:37.0（34.6） -0.2 蛯名正義 53 （ブレーブティック） 494
0000.03.04 中山 弥生賞 GII 芝2000m（不） 8 4 4 14.30（4人） 03着 2:06.8（38.6） -1.1 横山典弘 55 アグネスタキオン 488
0000.04.15 中山 皐月賞 GI 芝2000m（良） 18 5 10 27.30（5人） 06着 2:01.2（35.6） -0.9 横山典弘 57 アグネスタキオン 486
0000.05.04 東京 プリンシパルS OP 芝2200m（良） 16 4 7 03.10（2人） 01着 2:12.9（34.9） -0.1 横山典弘 56 （ビッグゴールド） 478
2002.01.20 東京 アメリカジョッキークラブC GII 芝2200m（良） 12 7 10 05.90（3人） 04着 2:13.9（34.7） -0.2 田中勝春 56 フサイチランハート 490
0000.02.16 京都 京都記念 GII 芝2200m（良） 9 6 6 04.00（2人） 04着 2:12.2（34.4） -0.4 松永幹夫 56 ナリタトップロード 492
0000.06.23 阪神 京橋特別 1000 芝2000m（良） 16 5 10 02.20（1人） 05着 2:01.3（35.6） -0.4 横山典弘 57 メイショウラムセス 504
0000.07.13 函館 STV杯 1000 芝1800m（良） 16 7 14 01.80（1人） 13着 1:53.7（38.2） -1.0 松永幹夫 57 ブオウ 494
0000.08.04 函館 洞爺湖特別 1000 芝2000m（良） 16 5 10 04.60（3人） 12着 2:05.2（37.4） -0.9 松永幹夫 57 プレジオ 506
0000.09.01 札幌 HBC賞 1000 芝1800m（良） 14 7 12 03.70（2人） 04着 1:49.9（35.6） -0.1 松永幹夫 57 トニーディアマンテ 494
0000.09.21 阪神 瀬戸内海特別 1000 芝2000m（良） 11 7 9 02.30（1人） 09着 2:00.6（35.6） -0.9 武豊 57 ナムラハクシャ 490
2003.01.25 京都 伏見特別 1000 芝1600m（良） 16 8 15 12.00（5人） 01着 1:34.9（34.8） -0.0 川原正一 57 （アドマイヤコンドル） 504
0000.02.15 京都 飛鳥S 1600 芝2000m（良） 14 1 1 04.00（2人） 03着 2:00.2（34.9） -0.0 松永幹夫 57 タガノマイバッハ 508
0000.03.08 阪神 武庫川S 1600 芝1600m（稍） 15 3 6 01.70（1人） 01着 1:35.1（34.8） -0.1 武豊 57 （メジャーカフェ） 506
0000.04.19 阪神 難波S 1600 芝2000m（良） 14 7 11 01.90（1人） 02着 2:00.2（34.1） -0.1 武豊 57 エルカミーノ 506
0000.05.17 京都 朱雀S 1600 芝1600m（良） 18 6 12 03.30（2人） 01着 1:33.9（34.3） -0.1 池添謙一 57 （マヤノアブソルート） 508
0000.06.08 東京 安田記念 GI 芝1600m（良） 18 1 1 19.90（8人） 13着 1:33.0（33.9） -0.9 松永幹夫 58 アグネスデジタル 508
2004.06.13 東京 エプソムC GIII 芝1800m（稍） 18 1 2 52.3（13人） 15着 1:48.8（34.4） -0.9 吉田豊 57 マイネルアムンゼン 502
0000.07.04 阪神 米子S OP 芝1600m（良） 12 8 11 03.50（1人） 06着 1:34.9（35.9） -0.6 熊沢重文 54 チャペルコンサート 496
0000.08.01 新潟 関屋記念 GIII 芝1600m（良） 15 8 15 16.70（8人） 09着 1:33.0（34.1） -0.7 蛯名正義 56 ブルーイレヴン 502
0000.09.12 中山 京成杯オータムH GIII 芝1600m（良） 9 5 5 20.00（8人） 04着 1:33.0（33.5） -0.2 中舘英二 54 マイネルモルゲン 502
0000.10.02 阪神 ポートアイランドS OP 芝1600m（良） 10 7 8 05.50（2人） 07着 1:34.2（34.4） -0.5 鮫島克也 55 ニューベリー 512
0000.11.14 福島 福島記念 GIII 芝2000m（良） 16 6 11 18.40（9人） 02着 2:00.3（35.0） -0.0 藤岡佑介 54 セフティーエンペラ 506
0000.12.12 阪神 鳴尾記念 GIII 芝2000m（良） 15 8 14 16.00（6人） 10着 2:01.7（35.1） -1.0 松永幹夫 54 サクラセンチュリー 508

引退後

2006年よりアロースタッドで種牡馬入り[4]。2009年まで4シーズン供用後一旦供用から外れ、2011年から再度供用[8]。産駒のビートブラックが菊花賞で3着となり、2012年には天皇賞（春）を制する走りを見せた。のち、熊本県の本田土寿牧場に転じ[9]。2017年3月21日に死亡した[2]。

主な産駒

血統表

ミスキャストの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ヘイロー系（サンデーサイレンス系）
 [§ 2]
父

*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
父の父
Halo
1969 黒鹿毛 		Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
父の母
Wishing Well
1975 鹿毛 		Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
母

ノースフライト
1990 鹿毛 		*トニービン
1983 鹿毛 		*カンパラ Kalamoun
State Pension
Seven Bridge Hornbeam
Priddy Fair
母の母
シャダイフライト
1973 鹿毛 		*ヒッティングアウェー Ambiorix
Striking
*フォーワードフライト Porterhouse
Bashful Girl
母系(F-No.) フォーワードフライト(USA)系(FN:12-c) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [13][14]
  2. ^ [14][15]
  3. ^ [13][14]
  4. ^ [13][14]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n “ミスキャスト”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月26日閲覧。
  2. ^ a b “ミスキャスト”. 競走馬のふるさと案内所 馬・牧場・施設検索. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年8月19日閲覧。
  3. ^ a b “ミスキャスト 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月26日閲覧。
  4. ^ a b c d “良血ミスキャストが引退、種牡馬入り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2005年12月14日). 2021年8月19日閲覧。
  5. ^ “ミスキャストを訪ねて - アロースタッド”. 競走馬のふるさと案内所 馬産地コラム. 公益社団法人日本軽種馬協会 (2012年5月9日). 2021年8月19日閲覧。
  6. ^ “福島記念、セフティーエンペラ初重賞制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年11月14日). 2021年8月19日閲覧。
  7. ^ “ミスキャストの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月26日閲覧。
  8. ^ “ミスキャスト 種牡馬情報：世代・年次別（サラ系総合）”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年8月19日閲覧。
  9. ^ “優秀血統導入　熊本・本田土寿牧場／馬産地九州巡り”. 日刊スポーツ (2015年9月1日). 2019年9月26日閲覧。
  10. ^ “ビートブラック”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月26日閲覧。
  11. ^ “ソロフライト”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月26日閲覧。
  12. ^ “10番人気ソロフライトが接戦を制す/ジュニアグランプリ・盛岡”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2015年9月20日). 2019年9月26日閲覧。
  13. ^ a b c “ミスキャスト 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月26日閲覧。
  14. ^ a b c d e “ミスキャストの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月26日閲覧。
  15. ^ “ミスキャストの種牡馬情報”. 競馬ラボ. 2020年7月13日閲覧。

外部リンク

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