マリオン・レノー(Marion Reneau、1977年6月20日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州トゥーレアリ(英語版)出身の女性総合格闘家。エリートチーム所属。マリオン・ルノーとも表記される。
来歴
息子の学資金を稼ぐために総合格闘家を志し、2010年に33歳でプロデビュー[1]。
アメリカ合衆国内のローカル団体で実績を挙げ、2013年にはリアリティ番組『The Ultimate Fighter』のシーズン18にエントリーしようとしたが、36歳という年齢がネックとなり、UFCに参加を断られた[2]。しかし、レノーはその後も連勝を続け、放送の数ヶ月後にはUFCから契約オファーが届いた[2]。
UFC
2015年1月3日、UFC初参戦となったUFC 182でアレクシス・デュフレーンと対戦。デュフレーンがバンタム級の規定体重を3ポンド(約1.4kg)オーバーしたため、138ポンドのキャッチウェイトで試合が行われたが、レノーはデュフレーンを一方的に攻め立て、大差の判定勝ちを収めた[3]。試合後、UFC代表のダナ・ホワイトは、レノーのパフォーマンスを称賛した上で「私は公式に謝罪する必要がある。彼女がTUFへの参加を希望した時、『君は年を取り過ぎている』と言って断ったのは間違いだった」とコメントした[4]。
2015年2月22日、UFC Fight Night: Bigfoot vs. Mirでバンタム級ランキング10位のジェシカ・アンドラージと対戦し、1Rに三角絞めで一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2015年7月15日、UFC Fight Night: Mir vs. Duffeeでバンタム級ランキング10位のホリー・ホルムと対戦。キックを多用し距離を取り続けるホルムの戦法に苦しみ、0-3の判定負け[5]。UFC初黒星を喫した。
2016年2月21日、UFC Fight Night: Cowboy vs. Cowboyでアシュリー・エヴァンス=スミスと対戦し、1-2のスプリット判定で2連敗を喫した。
2017年3月11日、UFC Fight Night: Belfort vs. Gastelumでバンタム級ランキング9位のベチ・コヘイアと対戦。1、2Rは劣勢を強いられたが、3Rにコヘイアをフィニッシュ寸前まで追い込み、1-0のドロー判定となった[6]。
2018年2月24日、UFC on FOX 28でバンタム級ランキング7位のサラ・マクマンと対戦し、2Rに三角絞めで一本勝ち。
2018年7月14日、UFC Fight Night: dos Santos vs. Ivanovでバンタム級ランキング6位のキャット・ジンガノと対戦。ジンガノのレスリング力に対応できず、0-3の判定負け。
2019年3月9日、UFC Fight Night: Lewis vs. dos Santosでバンタム級ランキング9位のヤナ・クニツカヤと対戦し、0-3の判定負け。
2020年6月20日、UFC on ESPN: Blaydes vs. Volkovで女子バンタム級ランキング6位のラケル・ペニントンと対戦し、判定負け。
2021年7月17日、UFC on ESPN: Makhachev vs. Moisésでミーシャ・テイトと対戦し、パウンドで3RTKO負け。試合後に引退を表明した。
人物・エピソード
戦績
総合格闘技 戦績
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18 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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9 勝
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5
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3
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1
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0
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1
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0
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8 敗
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1
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0
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7
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0
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表彰
脚注
関連項目
外部リンク