マックシェイク(McShake)は、ファーストフード店のマクドナルドで販売されているシェイクである。
日本
日本のマクドナルドでは2021年の時点で、「バニラ」、「チョコレート」、「ストロベリー」の3種類のマックシェイクが常時販売されている[2]。かつて(1990年代初頭まで)は「ヨーグルト」も常時販売されていた。期間限定フレーバーが発売されることもあり、バナナのように複数回にわたって展開された例[2]や、「森永ミルクキャラメル」[3]のようにマックシェイクのフレーバーが他のメニューにも展開された例もある。
サイズはSサイズが184g、Mサイズが295gである[4](2018年現在)。
栄養成分は、バニラのSサイズで、エネルギーが209キロカロリー、たんぱく質が4.5g、脂質が2.0gである[5](2020年現在)。
商品開発
マックシェイクが開発された当初は保管用の大型冷蔵庫とシェイクの在庫だけで、店舗面積の25%が占有されるほどの大きさであった[6]。シェイクの濃縮液を自動的にシェイクする装置の導入や容器の見直しなどをはかり、効率化を進めた[6]。
味については、殺菌温度、氷と水の結合度合い、乳化剤・安定剤の混合比率、空気の配合具合などでどれが最適かを調べ[7]、冷たさ・甘さ・のどごし・清涼感からシェイクのおいしさを追求した[7]。
さらにこだわったのがシェイクを飲むときの人間の吸引速度の研究であった[7]。この研究から「母乳を飲む速度」を理想であるとした[7]。これは、母乳のスピードは人間が口の中にものを吸い込むとき最もおいしいと感じると結論づけたためである[7]。
この母乳のスピードを実現するために、通常のストローより一回り大きいストローを使用している[7]。マックシェイク用ストローの内径は0.279±0.002インチ(7.0866±0.05mm)、厚み0.0075±0.0075インチ(0.19±0.19mm)、重さ0.8g±5%と定めている[7]。
期間限定商品
アメリカ合衆国
アメリカのマクドナルドにはSサイズとMサイズのほかLサイズ(888ml)のシェイクがある[4]。これらは日本のマックシェイクのサイズと対応しているわけではなく、アメリカのMサイズのシェイクは日本のLサイズのシェイクよりも大きい[4]。
アメリカのマクドナルドのシェイクは、日本のマックシェイクよりも味は甘く、ホイップクリームがのっているのが特徴である[4]。
脚注
注釈
- ^ 2023年にはアメリカ[1]で、2024年5月にはカナダで、8月にイギリス、9月にノルウェー、10月にはオーストラリアとニュージーランドで発売された[65]
出典
参考文献
- 日本マクドナルド株式会社広報部『日本マクドナルド20年のあゆみ』日本マクドナルド、1991年。OCLC 47486957。
関連項目
外部リンク