マイク・"クイック"・スウィック(Mike "Quick" Swick、1979年6月19日 - )は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家。テキサス州ヒューストン出身。タイ王国・プーケット県在住。AKAタイランド主宰。
UFCへの登竜門的テレビ番組「The Ultimate Fighter」シーズン1出身の選手である。
来歴
8歳でテコンドーを始め、その後はキックボクシング、ムエタイ、ブラジリアン柔術を習得し、総合格闘技へと移行した。
2004年1月16日、WEC世界ミドル級王座決定戦でクリス・リーベンと対戦。打ち合いの末、カウンターの左フックでKO負けを喫し王座獲得に失敗した。
TUF
2005年1月、リアリティ番組「The Ultimate Fighter」シーズン1に参加。シーズンではライトヘビー級選手としてランディ・クートゥア率いるチーム・クートゥアに所属した。同じチームのクリス・リーベンとは、過去の敗戦(WEC 9)のことを突かれて揉める場面も見られた。
シーズンでは終盤まで生き残ったが、自身初のエリミネイションバウトとなるライトヘビー級トーナメント準決勝でステファン・ボナーに一本負けし、フィナーレを目前にしてシーズンから脱落した。
2005年4月9日、UFCデビュー戦となるThe Ultimate Fighter 1 Finaleでアレックス・ショーナウアーと対戦し、KO勝ち。以降、階級をミドル級へ下げてUFCに本格参戦を果たした。
UFC
2005年8月6日のUltimate Fight Night 1でKO勝ちを収めるなど、キレのある打撃を武器とし、UFCで4連勝を挙げた。ジョー・リッグス、デビッド・ロワゾーといったミドル級の強豪を破り、一時はUFC世界ミドル級王者アンデウソン・シウバへの挑戦者第一候補と目されていた。
2007年4月8日、地元開催となったUFC 69で岡見勇信と対戦し、0-3の判定負け。試合後のインタビューで、階級を一つ下のウェルター級に落とすことを示唆した。
2007年9月19日のUFC Fight Night: Thomas vs. Florianでジョナサン・グレとのウェルター級転向後の復帰戦が予定されていたが、怪我により欠場になった。
2008年1月23日、ウェルター級転向初戦となったUFC Fight Night: Swick vs. Burkmanでジョシュ・バークマンと対戦し、2-0の判定勝ち。
2009年6月13日、UFC 99でベン・ソーンダースと対戦し、スタンドパンチ連打でTKO勝ち[1]。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。9月19日、UFC 103でマルティン・カンプマンと対戦予定であったが負傷により欠場となった[2]。11月14日、UFC 105でダン・ハーディーと対戦し、0-3の判定負けを喫した[3]。
2010年2月6日、UFC 109でパウロ・チアゴと対戦し、右フックでダウンを奪われるとダースチョークで絞め落とされ一本負けを喫した[4]。以降は、食道痙攣を患いオクタゴンから離れた。
2012年8月4日、2年6か月ぶりの復帰戦となったUFC on FOX 4でダマルケス・ジョンソンと対戦し、パウンドでKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2015年7月11日、2年7か月ぶりの復帰戦となったUFC 189でアレックス・ガルシアと対戦し、0-3の判定負け。2連敗となり試合後に引退を表明した。
戦績
総合格闘技 戦績
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21 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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15 勝
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8
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3
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4
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0
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0
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0
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6 敗
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2
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1
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3
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0
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表彰
脚注
関連項目
外部リンク