ボブ・ブルックマイヤー

ボブ・ブルックマイヤー
Bob Brookmeyer
ボブ・ブルックマイヤー(1978年)
基本情報
出生名 Robert Edward Brookmeyer
生誕 (1929-12-19) 1929年12月19日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミズーリ州カンザスシティ
死没 (2011-12-15) 2011年12月15日(81歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューハンプシャーニューロンドン
ジャンル メインストリーム・ジャズクール・ジャズウエストコースト・ジャズポスト・バップ
職業 ミュージシャン、作曲家、編曲家、教育者
担当楽器 トロンボーンピアノ
レーベル インパルス!、メインストリーム、RCAヴァーヴ
共同作業者 ゲイリー・バートンビル・エヴァンススタン・ゲッツジミー・ジュフリージム・ホール、ゲイリー・マクファーランド、ジェリー・マリガンラロ・シフリンクラーク・テリーサド・ジョーンズ / メル・ルイス・ジャズ・オーケストラクロード・ソーンヒルズート・シムズ

ボブ・ブルックマイヤー[1]Bob Brookmeyer、本名:Robert Edward Brookmeyer、1929年12月19日 - 2011年12月15日)は、アメリカ合衆国トロンボーン奏者、ピアニスト編曲家作曲家

ミズーリ州カンザスシティ生まれ。ジェリー・マリガンのカルテットに[2]1954年から1957年まで在籍したときに名声を得た。その後、ジミー・ジュフリーと共演し、[3]マリガンのコンサート・ジャズ・バンドに復帰した。

略歴

1980年代。クラーク・テリーと。

1929年、カンザスシティ生まれ。一人っ子だった。[4]

ハイティーンでプロになる。カンザスシティ音楽学校に入学し、卒業はしなかった。テックス・ベネキーレイ・マッキンレーのビッグバンドでピアノを弾く。

1950年代初頭にクロード・ソーンヒル楽団に移った時にトロンボーンに専念。

1950年代はスタン・ゲッツジェリー・マリガンのバンドにいた。

1960年代にはニューヨークのナイトクラブ、『The Merv Griffin Show』などのテレビ番組のハウスバンド、作曲家のレイ・チャールズ英語版 (Charles Raymond Offenberg)などの編曲などの仕事をした。

1960年代初頭にクラーク・テリーとバンドで共演し、そこそこ成功する。

1965年2月にはテリーとBBC2の番組『Jazz 625』に出演した。[5]

1968年ロサンゼルスに移住。スタジオ・ミュージシャンになる。10年間西海岸にいて、アルコール依存症に陥るも、中毒を克服し、ニューヨークに戻る。1979年のサド・ジョーンズ / メル・ルイス・ジャズ・オーケストラの音楽監督になる。当時は作曲はしなかった。

1980年代からはヨーロッパのジャズバンドのために作曲し、共演した。オランダに音楽学校を創設・経営し、ボストンのニューイングランド音楽学校で教えた。

2005年、クラウドファンディングの「ArtistShare」に参加し、自身のNew Art Orchestraによる3枚目のアルバムを制作すると発表。翌年『Spirit Music』として発売し、グラミー賞にノミネートされた。

同年、国民芸術基金の「ジャズ・マスター」に選ばれた。

死の直前に発表されたヴァンガード・ジャズ・オーケストラのアルバム『Forever Lasting』で8回目のグラミー・ノミネートとなる。

2011年12月15日、誕生日直前にニューハンプシャー州ニューロンドンで亡くなった。[6]

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • Bob Brookmeyer Quartet (1954年、Pacific Jazz)
  • 『ボブ・ブルックマイヤー・フィーチャリング・アル・コーン』 - Storyville Presents Bob Brookmeyer Featuring Al Cohn (1954年、Storyville)
  • 『ザ・デュアル・ロール・オブ・ボブ・ブルックマイヤー』 - The Dual Role of Bob Brookmeyer (1955年、Prestige)
  • Bob Brookmeyer Plays Bob Brookmeyer and Some Others (1955年、Clef)
  • 『ウーイー』 - Whooeeee (1956年、Storyville) ※with ズート・シムズ
  • 『ボブ・ブルックマイヤー・クインテット』 - Bob Brookmeyer Quintet (1956年、Vogue)
  • Urso and Brookmeyer (1956年、Savoy) ※with フィル・アーソ
  • Brookmeyer (1957年、Vik)
  • 『トラディショナル・リビジテッド』 - Traditionalism Revisited (1957年、World Pacific)
  • 『ザ・ストリート・スウィンガーズ』 - The Street Swingers (1958年、World Pacific)
  • They Met at the Continental Divide (1959年、Warner Bros.) ※with Trombones Inc.
  • Kansas City Revisited (1959年、United Artists)
  • 『アイヴォリー・ハンターズ』 - The Ivory Hunters (1959年、United Artists) ※with ビル・エヴァンス
  • 『ジャズ・イズ・ア・キック』 - Jazz Is a Kick (1960年、Mercury)
  • Portrait of the Artist (1960年、Atlantic)
  • The Blues Hot and Cold (1960年、His Master's Voice)
  • 『グルーミー・サンデイ・アンド・アザー・ブライト・モーメンツ』 - Gloomy Sunday and Other Bright Moments (1961年、Verve)
  • 7 x Wilder (1961年、Verve)
  • 『トロンボーン・ジャズ・サンバ』 - Trombone Jazz Samba (1962年、Verve)
  • 『ブルックマイヤー&フレンズ』 - Bob Brookmeyer and Friends (1965年、Columbia)
  • 『ザ・ボブ・ブルックマイヤー・スモール・バンド』 - The Bob Brookmeyer Small Band (1978年、Gryphon)
  • Back Again (1979年、Sonet)
  • Through a Looking Glass (1981年、Finesse)
  • 『オスロ』 - Oslo (1987年、Concord Jazz)
  • 『モーニング・ファン』 - Morning Fun (1989年、Black Lion) ※with ズート・シムズ
  • Electricity (1994年、ACT)
  • As It Happened Vol. 1 (1994年、Jazz Heritage) ※with Roger Kellaway
  • Paris Suite (1995年、Challenge)
  • Out of This World (1998年、Koch)
  • 『オールド・フレンズ』 - Old Friends (1998年、Storyville)
  • New Works Celebration (1999年、Challenge)
  • 『トゥギャザー』 - Together (1999年、Challenge) ※with マッズ・ヴィンディング
  • Madly Loving You (2001年、Challenge)
  • 『ホリデイ〜ボブ・ブルックマイヤー・プレイズ・ピアノ』 - Holiday - Bob Brookmeyer Plays Piano (2001年、Challenge)
  • Get Well Soon (2003年、Challenge)
  • Stay Out of the Sun (2003年、Challenge)
  • Island (2003年、Artists House) ※with ケニー・ホイーラー
  • Spirit Music (2006年、ArtistShare)

参加アルバム

マニー・アルバム

  • The Jazz Workshop (1956年、RCA Victor)
  • Play Music from the Broadway Musical West Side Story (1957年、Coral)
  • Manny Albam and the Jazz Greats of Our Time (1957年、Coral)
  • Sophisticated Lady (1958年、Coral)
  • The Blues Is Everybody's Business (1958年、Coral)
  • Steve's Songs (1958年、Dot)
  • Jazz Horizons: Jazz New York (1959年、Dot)
  • Brass on Fire (1966年、Solid State)

スタン・ゲッツ

  • 『インタープリテーションズ #3』 - Interpretations by the Stan Getz Quintet (1954年、Norgran)
  • 『スタン・ゲッツ・アット・ザ・シュライン』 - Stan Getz at The Shrine (1955年、Norgran)
  • Stan Getz and the Cool Sounds (1957年、Verve)
  • 『スタン・ゲッツ&ボブ・ブルックマイヤー』 - Recorded Fall 1961 (1961年、Verve)
  • Jazz Samba (1962年、Verve)
  • 『黒いオルフェ』 - Big Band Bossa Nova (1962年、Verve)

ジミー・ジュフリー

  • 『トラヴェリン・ライト』 - Trav'lin' Light (1958年、Atlantic)
  • The Four Brothers Sound (1959年、Atlantic)
  • 『ウェスタン組曲』 - Western Suite (1960年、Atlantic)

ジェリー・マリガン

  • Paris Concert (1955年、Pacific Jazz)
  • California Concerts (1955年、Pacific Jazz)
  • 『プレゼンティング』 - Presenting the Gerry Mulligan Sextet (1955年、EmArcy)
  • 『ストリーヴィルのジェリー・マリガン』 - Recorded in Boston at Storyville (1957年、Pacific Jazz)
  • The Teddy Wilson Trio & Gerry Mulligan Quartet with Bob Brookmeyer at Newport (1957年、Verve)
  • The Concert Jazz Band (1960年、Verve)
  • Gerry Mulligan and the Concert Jazz Band at the Village Vanguard (1961年、Verve)
  • 『ジェリー・マリガン・プレゼンツ・ア・コンサート・イン・ジャズ』 - Gerry Mulligan Presents a Concert in Jazz (1961年、Verve)
  • Gerry Mulligan and the Concert Jazz Band on Tour (1962年、Verve)
  • 『ザ・ジェリー・マリガン・クァルテット』 - The Gerry Mulligan Quartet (1962年、Verve)
  • Spring Is Sprung (1963年、Philips)
  • 『ナイト・ライツ』 - Night Lights (1963年、Philips)
  • Butterfly with Hiccups (1964年、Limelight)

ドン・セベスキー

  • Three Works for Jazz Soloists & Symphony Orchestra (1979年、Gryphon)
  • I Remember Bill (1998年、RCA Victor)
  • Joyful Noise (1999年、RCA Victor)

ズート・シムズ

  • Tonite's Music Today (1956年、Storyville)
  • The Modern Art of Jazz (1956年、Dawn)
  • 『ストレッチング・アウト』 - Bob Brookmeyer Octet Stretching Out (1959年、United Artists)
  • 『チョイス』 - Choice (1961年、Pacific Jazz)
  • Suitably Zoot (1979年、Pumpkin)

クラーク・テリー

  • 『パワー・オブ・ポジティブ・スウィンギング』 - The Power of Positive Swinging (1965年、Mainstream)
  • 『トゥナイト』 - Tonight (1965年、Mainstream)
  • 『ジンジャーブレッド・メン』 - Gingerbread Men (1966年、Mainstream)
  • Previously Unreleased Recordings (1973年、Verve)
  • Gingerbread Gal (1974年、Mainstream)
  • What'd He Say (1974年、Mainstream)

その他

参照

  1. ^ ボブ・ブルックメイヤー」の表記もある。
  2. ^ Berendt, Joachim (1976). The Jazz Book. Paladin. pp. 380 
  3. ^ Berendt, Joachim (1976). The Jazz Book. Paladin. pp. 384 
  4. ^ Berendt, Joachim (1976). The Jazz Book. Paladin. pp. 199 
  5. ^ Tribute to Bob Brookmeyer”. clarkterry.com (December 19, 2011). February 10, 2014閲覧。
  6. ^ artsjournal obituary. Archived 2012年5月21日, at the Wayback Machine.

外部リンク

Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!