『ベイ・シティ・ブルース』は、宝塚歌劇団によって制作されたミュージカル作品。花組公演。宝塚・東京における本公演と中日公演の形式名は「ミュージカル」。宝塚・東京における本公演と中日公演は17場。作・演出は小池修一郎。宝塚・東京における本公演と中日公演の併演作品は『イッツ・ア・ラブ・ストーリー』。
公演期間と公演場所
- 1993年8月6日 - 9月13日(新人公演:8月24日) 宝塚大劇場
- 1993年12月2日 - 12月26日(新人公演:12月14日) 東京宝塚劇場
- 1994年2月1日 - 2月13日 名古屋・中日劇場
ストーリー
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演参考。
1940年代後半のアメリカ合衆国・西海岸の大都市を舞台に展開するマフィア版「ハムレット」。大都市の陰の帝王の家に生まれた青年が経験する愛と葛藤の物語。これを当時のスイングジャズやブルースに乗せて描いている。
エルノシア一家の首領が暗殺され、息子のハーヴェイJr.は除隊して帰郷。父の葬儀で後妻のグロリア、幼馴染みのレオナード、その妹のオリヴィアと再会する。ハーヴェイはオリヴィアと恋に落ちるが、ある夜、父の亡霊が現れ、彼の運命を変える。
スタッフ
※氏名の後ろに「宝塚」「東京」「中日」の文字がなければ全劇場共通。
主な配役
宝塚・東京
※氏名の前に「宝塚」、「東京」の文字がなければ両劇場共通。「()」は新人公演・配役(主な人物のみ)。
- ハーヴェイJr.(キング・ハーヴェイの息子。父の死が暗殺であることを知り、復讐を決意する) - 安寿ミラ (匠ひびき )
- オリヴィア(ペリーの娘。ハーヴェイと恋に落ちる) - 森奈みはる (月影瞳 )
- レオナード(オリヴィアの兄で、ハーヴェイJr.とは幼馴み) - 真矢みき (夏城令 )
- ホールデン(ハーヴェイJr.の級友。今は刑事をしている) - 愛華みれ (初風緑 )
- クラーク(キングの補佐役で、キング亡き後はファミリーの実権を握る) - 海峡ひろき (香織ゆたか )
- キング・ハーヴェイ(夜の街の帝王で、エルシノア一家の首領) - 磯野千尋 (貴月あゆむ )
- ペリー(クラークの配下) - 未沙のえる
- エレノア(ペリーの妻) - 一原けい
- グロリア(キング・ハーヴェイの後妻) - 美月亜優 (妃宮玲子 )
- エリック(キング・ハーヴェイの腹心) - 天地ひかり
- ヘレン(エリックの妻) - 町風佳奈
- ダイアナ(クラブの歌姫。レオナードの恋人) - 詩乃優花 (渚あき)
- マクガバン(市警察当局長) - 宝塚:宝樹芽里 、東京:箙かおる
- エリザベス(ホールデンの恋人) - 渚あき
- ファルコ(エルシノア一家と対立するブラス一家の首領の息子) - 紫吹淳
- ロイ(エルシノア一家の若者) - 匠ひびき
- ジョージ(エルシノア一家の若者) - 夏城令
- パティ(エリックの娘) - 月影瞳
- コーネリアス - 大伴れいか
- オズリック - 香織ゆたか
- マイラ - 九重はるか
- マリオ - 初風緑
- ルイジ - 貴月あゆむ
- トニー - 伊織直加
中日劇場
- ハーヴェイJr. - 安寿ミラ
- オリヴィア - 森奈みはる
- レオナード - 真矢みき
- ホールデン - 愛華みれ
- クラーク - 海峡ひろき
- キング・ハーヴェイ - 磯野千尋
- ベリー - 未沙のえる
- グロリア - 美月亜優
- ダイアナ - 詩乃優花
- エレノア - 一原けい
脚注
参考文献
関連項目