フルミネンセFC
フルミネンセFC(ポルトガル語: Fluminense Football Club, ブラジルポルトガル語発音: [flumiˈnẽsi futʃiˈbɔw ˈklubi])は、ブラジル・リオデジャネイロ州リオデジャネイロを本拠地とするサッカークラブである。
ブラジル国内にはフルミネンセと名乗るクラブが数多くあるが、実績と知名度からリオデジャネイロを本拠地とするこのクラブを指すことが多い。他の同名クラブは、フルミネンセの後に州名を付けることで区別している。
概要
クラブ名のフルミネンセとは、リオ市内出身者がカリオカ(リオっ子)と呼ばれるのに対し、リオ市以外のリオデジャネイロ州の出身者という意味がある。
同じ都市をホームとするCRフラメンゴとはライバル関係にあり、ダービーマッチはフラ・フル (Fla-Flu) またはフル・フラ (Flu-Fla)と呼ばれる。フラメンゴのファンが庶民であるのに対し、フルミネンセのファンは上流階級が多いと言われている。
クラブは1902年7月21日に創設された。初代会長のオスカル・コックスはスイス留学中にサッカーと出会い、故郷にもサッカークラブを求めた。1906年より始まったカンピオナート・カリオカでは初代チャンピオンに輝き、この年から1909年まで4連覇を果たし、1911年では、全勝優勝を果たした。その後、クラブの運営をめぐり選手とクラブ側が衝突。退団した主力選手たちは当時レガッタクラブだったフラメンゴに加わり、サッカー部門を立ち上げた。
カンピオナート・カリオカではフラメンゴに次いで31回優勝(2016年現在)。
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAでの優勝が4度ある[1]。
また、日本のJリーグでプレー経験のある選手が多い。
2023年にクラブ初のコパ・リベルタドーレスのタイトルを獲得した。
ライバル
同じリオデジャネイロを本拠地とする、CRフラメンゴ、ボタフォゴFR、CRヴァスコ・ダ・ガマは、フルミネンセと共にリオのBIG4と呼ばれており、これらのチームとの対戦はクラシコと呼ばれる。
タイトル
国内タイトル
- カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA : 4回
- カンピオナート・ブラジレイロ・セリエC : 1回
- コパ・ド・ブラジル : 1回
- カンピオナート・カリオカ : 31回
- 1906, 1907, 1908, 1909, 1911, 1917, 1918, 1919, 1924, 1936, 1937, 1938, 1940, 1941, 1946,
1951, 1959, 1964, 1969, 1971, 1973, 1975, 1976, 1980, 1983, 1984, 1985, 1995, 2002, 2005, 2012
- トルネイオ・リオ=サンパウロ(ポルトガル語版) : 2回
国際タイトル
過去の成績
セリエA優勝
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セリエA準優勝
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上位リーグ昇格
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下位リーグ降格
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現所属メンバー
- 2019年8月20日現在
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
- 監督
in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
歴代監督
- テレ・サンタナ 1967-1968, 1969-1970, 1989
- エヴァリスト・デ・マセド 1968
- マリオ・ザガロ 1971, 1979-1980
- カルロス・アルベルト・パレイラ 1974, 1984, 1999-2000, 2009
- パウロ・エミリオ 1975
- ジジ 1975
- ジノ・サニ 1981-1982
- エジーニョ 1991, 1993, 1998
- エドゥ 1993
- ジョエル・サンタナ 1995, 2003, 2007
- レナト・ガウショ 1996, 2002-2003, 2007-2008, 2009, 2014
- ジュリオ・セザール・レアル 1997
- バウディール・エスピノーザ 1997, 2000-2001, 2004
- ウーゴ・デ・レオン 1997
- オズワルド・オリヴェイラ 2001-2002, 2006
- リカルド・ゴメス 2004
- アベウ・ブラガ 2005, 2011-2013, 2017-2018
- ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ 2013
- クリストヴォン・ボルジェス 2014-2015
- レヴィー・クルピ 2016
歴代所属選手
GK
DF
MF
FW
脚注
関連項目
外部リンク
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