グロタンディークの代数幾何学へのアプローチの影響により、メイザーはディオファントス幾何の分野に進出する。この分野における、いわゆる「メイザーの定理」とは、有理数体上の楕円曲線において、位数有限の点のなす部分群の可能性を全て挙げるというものであり、楕円曲線上の代数において深く重要な結果である。この定理のメイザーによる最初の証明は、あるモジュラー曲線の有理点を完全に分析することによるものであり、独創的な論文 Modular curves and the Eisenstein ideal で発表された。