マラカイボに20世紀後半、ベネズエラ海軍の元船長によって大型のハウスボート「ラ・カーサ・バルコ(La Casa Barco)」が建設されており、観光名所となっている。
発電機での一酸化炭素中毒
多くのハウスボートではガソリン式の発電機を使用しているため、排出される一酸化炭素から一酸化炭素中毒などの問題を引き起こしており、国立労働安全衛生研究所(National Institute for Occupational Safety and Health, NIOSH)による検証と並行して、アメリカ合衆国国立公園局とアメリカ沿岸警備隊によるハウスボートにおける大気汚染レベルに付いて検証を実施しており、調査結果からアメリカでは600件を超えるボート関連での何かしらの中毒が確認されており、この内100件以上での死亡例が報告されている。また、250件を超える一酸化炭素中毒がハウスボートで発生しており、この内200件は発電機の排気ガスが起因していることが明らかになっている。この結果からハウスボートメーカーや発電機メーカーは政府機関と協力しながらハウスボートでのCO濃度低減に向けたリスクアセスメントを行っている[4]。