『ノクドゥ伝』(のくどぅでん、朝: 조선로코 —녹두전—)は、2019年9月30日から2019年11月25日までKBS2で放送された韓国のテレビドラマ。原作は、2014年に公開された韓国のウェブ漫画。全16話。
概要
2014年12月より連載された韓国のNAVERのウェブ漫画が原作である[1]。原作者のヘ・ジニャンが、李氏朝鮮中期の文臣である鄭琢(1526年 - 1605年)日記『避難行録』の " 1592年5月12日、大雨 / 巳時正三刻(午前10時頃)/ 王世子の嬪宮(ピングン)が出産された " という一文からインスピレーションを得て描いた作品である[2]。『避難行録』に記された子がノクドゥのモデルになっている。水墨画タッチの独特な絵柄で、主人公2人の関係性と心理描写が丁寧に描かれており、骨太なストーリー構成と優れた作品性から『名作ウェブトゥーン』として今も多くの読者に愛されている。
日本では、『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』(のくどぅでん~はなにふるつきあかり~)という邦題で放送されている。
あらすじ
時は李氏朝鮮時代。とある理由で、陸に行ったことがなく、離れ小島で育った少年チョン・ノクドゥ(チャン・ドンユン)。そんなある日、正体不明の謎の武士集団に家を襲撃されてしまう。陸へと逃げ、迷い込んだ先は男子禁制の寡婦村。この村を捜索するため、未亡人キム・ノクスンとして女装したノクドゥは寡婦村に潜入するが、村を取り仕切る妓房(妓生(キーセン)の住居)の経営者チョン行首(ユン・ユソン)に、寡婦村には空いている住居がないから、妓房の個室に住んでほしいと言われ、そこでの生活が始まる。ある日、同室で暮らすことになった妓生見習いの少女トン・ドンジュ(キム・ソヒョン)に男だとバレてしまうが、自分を不審に思いながらも助けてくれる彼女に、ノクドゥは次第に惹かれていく。しかし、ドンジュに想いを寄せる王族チャ・ユルム(カン・テオ)が恋のライバルだと発覚し、三角関係になってしまう。そんな日々を過ごすうちに、ノクドゥの隠された出生の秘密、ユルムの本性が明らかになっていく。
登場人物
主要人物
- 陸に行ったことがなく、離れ小島で育った少年。武術に長けている。家を正体不明の謎の武士集団に襲われ、男子禁制の寡婦村に迷い込む。寡婦村を捜索するために女装するが、同室で暮らすことになったドンジュに男だとバレてしまう。
- 妓生見習い。
- 寡婦村の近隣に住む少女。元はユ家という権力者層の出身。歌舞が苦手。戦う時に弓を用いているが、これもあまり上手ではない(終わり頃には腕を上げる)。住居がないノクドゥと暮らし始めるが、ひょんなことから彼の養子になってしまう。
- 王族。モデルは仁祖(インジョ)。
- 料理好き男子。ドンジュに想いを寄せている。
- 李氏朝鮮第15代国王。ユ家を滅ぼしたことから、ユ家の生き残りであるドンジュに命を狙われている。更にノクドゥやユルムにも暗殺の対象とされてしまう。家臣の大半に背かれた孤独な君主である。
チョン・ノクドゥの周辺人物
- チョン・ノクドゥの父。
- 隠された秘密がある。ドンジュに対し光海君に対する復讐をやめろと説得している。
- チョン・ノクドゥの兄。ユルムの国王暗殺計画に参加している。実弟のノクドゥとは大体において別行動である。
- チョン・ノクドゥの武術の師匠。
- ファン将軍の娘。
チャ・ユルムの周辺人物
- チャ・ユルムの護衛武士。
- 剣術の達人。心身ともにユルムを支える。国王暗殺計画が実行に移された際ノクドゥと戦って傷を負い、ユルムに使命を果たせなかったことを詫びながら絶命した。
王族・臣下
- 光海君の臣下。大堤学と呼ばれている。光海君自身により成敗された。
- 光海君の正室。
- 李氏朝鮮第14代国王・宣祖(ソンジョ)の継室。光海君の継母。
- 光海君に息子と王后の位を奪われたため、彼を憎んでいる。
寡婦村
- 役人。
- 寡婦村を管理している。
- 行首(ヘンス)。
- 妓生が住む妓房と寡婦村を取り仕切っており、ノクドゥやドンジュを見守る。チャ・ユルムが寡婦村廃止の方針を打ち出したことから旧知のホ・ユンを頼るが、結局は寡婦村の焼き討ちを許してしまう。のちチャ・ユルムの命を受けたパク・ダノにより殺害された。
- 妓生。トン・ドンジュの友人。
- 歌や踊りの才能に溢れており、人気がある。
ムウォル団
- 未亡人。
- 剣術の才能がある。
烈女団
スタッフ
- 原作:ヘ・ジニャン『朝鮮ロコ-緑豆伝-』
- 脚本:ペク・ソヨン、イム・イェジン
- 演出:キム:ドンフィ、カン・スヨン
放送日程
話数
|
オリジナル
|
韓国放送日
|
タイトル[3]
|
韓国視聴率[4]
|
第1話
|
1回
|
2019年9月30日
|
最悪の出会い
|
5.6%
|
-
|
2回
|
7.1%
|
↑
|
第2話
|
3回
|
2019年10月1日
|
絶対にバレてはいけない
|
6.5%
|
↓
|
4回
|
8.3%[5]
|
↑
|
第3話
|
5回
|
2019年10月7日
|
2人だけの秘密
|
5.4%
|
↓
|
6回
|
7.1%[6]
|
↑
|
第4話
|
7回
|
2019年10月8日
|
なぜか気になるアイツ
|
5.8%
|
↓
|
8回
|
6.7%
|
↑
|
第5話
|
9回
|
2019年10月15日
|
予想外の三角関係
|
5.0%
|
↓
|
10回
|
6.6%
|
↑
|
第6話
|
11回
|
2019年10月21日
|
気づいた恋心
|
4.3%
|
↓
|
12回
|
5.9%[7]
|
↑
|
第7話
|
13回
|
2019年10月22日
|
すれ違う想い
|
6.0%
|
↑
|
14回
|
6.2%
|
↑
|
第8話
|
15回
|
2019年10月28日
|
大切な人のために
|
4.9%
|
↓
|
16回
|
7.3%
|
↑
|
第9話
|
17回
|
2019年10月29日
|
会いたくて
|
6.0%
|
↓
|
18回
|
7.4%
|
↑
|
第10話
|
19回
|
2019年11月4日
|
運命のイタズラ
|
4.6%
|
↓
|
20回
|
6.4%
|
↑
|
第11話
|
21回
|
2019年11月5日
|
幸せなひととき
|
4.7%
|
↓
|
22回
|
6.2%
|
↑
|
第12話
|
23回
|
2019年11月11日
|
衝撃の真実
|
5.1%
|
↓
|
24回
|
6.9%
|
↑
|
第13話
|
25回
|
2019年11月12日
|
胸に秘めた悲しみ
|
5.4%
|
↓
|
26回
|
7.7%[8]
|
↑
|
第14話
|
27回
|
2019年11月18日
|
離れられない心
|
5.6%
|
↓
|
28回
|
6.5%
|
↑
|
第15話
|
29回
|
2019年11月19日
|
命をかけて守りたいもの
|
6.3%
|
↓
|
30回
|
7.8%
|
↑
|
第16話
|
31回
|
2019年11月25日
|
ずっと一緒に
|
6.0%
|
↓
|
32回
|
7.3%[9]
|
↑
|
映像作品
日本での放送
放送局
配信・レンタル
脚注
外部リンク
BSフジ〈韓ドラ〉 月 - 金曜日 10:00 - 10:57 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
〈韓ドラ〉ケリョン仙女伝 ~恋の運命はどっち!?~ (2021年4月22日 - 5月19日)
|
〈韓ドラ〉ノクドゥ伝 ~花に降る月明り~ (2021年5月20日 - 6月16日)
|
|
BSフジ〈韓ドラ〉 月 - 金曜日 9:00 - 10:00 |
- 月 - 金曜日 7:01 - 8:02枠に移動して継続
|
〈韓ドラ〉ノクドゥ伝 ~花に降る月明り~ (2022年4月4日 - 4月29日)
|
〈韓ドラ〉バベル ~愛と復讐の螺旋(らせん)~ (2022年5月2日 - 5月27日)
|
月火ドラマ |
---|
1980年代 |
1982年 |
孤独の灯 柳一韓 - 七転八起の人生 全澤珤 - 固執の鉄工 金三萬 - 無等の紳士、開拓銀行家 玄俊鎬 - 車輪の生涯 金喆浩 - 開城商人 - 水商売
|
---|
1983年 | |
---|
1984年 | |
---|
1985年 |
現場ドラマ - 若い彼ら - 太平舞 - 刑事機動隊
|
---|
1987年 | |
---|
1989年 | |
---|
1990年 | |
---|
|
---|
1990年代 |
1991年 | |
---|
1993年 | |
---|
1994年 | |
---|
1995年 | |
---|
1996年 | |
---|
1997年 | |
---|
1998年 | |
---|
1999年 | |
---|
2000年 | |
---|
|
---|
2000年代 |
2001年 | |
---|
2002年 | |
---|
2003年 | |
---|
2004年 | |
---|
2005年 | |
---|
2006年 | |
---|
2007年 | |
---|
2008年 | |
---|
2009年 | |
---|
|
---|
2010年代 |
2010年 | |
---|
2011年 | |
---|
2012年 | |
---|
2013年 | |
---|
2014年 | |
---|
2015年 | |
---|
2016年 | |
---|
2017年 | |
---|
2018年 | |
---|
2019年 | |
---|
|
---|
2020年代 |
2020年 | |
---|
2021年 | |
---|
2022年 | |
---|
2023年 |
頭脳共助 - オアシス - 偶然出会った、あなた - ハートビート - 純情ボクサー - 婚礼大捷-愛結ぶ二人-
|
---|
2024年 |
ファンタジーソナタ - 胸ぐらを一回つかまれましょう
|
---|
|
---|