ニュルタム |
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Bhutanese Ngultrum
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ISO 4217 コード | BTN |
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通貨当局 | ブータン王立財政庁 |
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ウェブサイト | www.rma.org.bt |
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使用 国・地域 | ブータン |
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インフレ率 | 10.9%(2012年) |
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情報源 | The World Factbook,2012 est. |
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固定レート | インド・ルピー = Nu.1 |
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補助単位 | |
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1/100 | チェルタム(Ch.) |
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通貨記号 | Nu. |
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硬貨 | |
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広く流通 | Ch.20, Ch.25, Ch.50, Nu.1 |
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流通は稀 | Ch.5, Ch.10 |
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紙幣 | Nu.1, Nu.5, Nu.10, Nu.20, Nu.50, Nu.100, Nu.500, Nu.1000[1][2] |
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ニュルタム(チ: dngul kram、ゾ:དངུལ་ཀྲམ、英: ngultrum)は、ブータン王国の通貨単位。ブータンの国語ゾンカ語では「グルタム」と読む。英語表記より、他にヌルタム、ニュートラム等とカナ表記されることがある。
概要
1974年にブータン・ルピーに代わり導入された。高額紙幣としては、1,000ニュルタム紙幣が発行されている。ISO 4217コードはBTN。1ニュルタム=1インド・ルピーで固定されている。円に対するレートは、1ニュルタム=約1.65円(2013年7月現在)。
硬貨
補助通貨はチェルタム (チ: phyed kram、英: chetrums)で、ブータンの国語ゾンカ語では「チェタム」と読む。100チェルタム=1ニュルタム。
1974年にアルミニウムの5チェルタム硬貨と10チェルタム硬貨、アルミニウム青銅の20チェルタム硬貨、白銅ニッケルの25チェルタム硬貨と1ニュルタム硬貨が導入された。5チェルタム硬貨は正方形、10チェルタム硬貨はホタテ貝の形をしていた。1979年には青銅の新5チェルタム硬貨と新10チェルタム硬貨、アルミニウム青銅の新25チェルタム硬貨、白銅ニッケルの新25チェルタム硬貨と50チェルタム硬貨および新1ニュルタム硬貨が導入された。現在、5チェルタム硬貨と10チェルタム硬貨は、ほとんど流通していない。
紙幣
1974年に1ニュルタム紙幣、5ニュルタム紙幣、10ニュルタム紙幣を発行した。続いて1978年には20ニュルタム紙幣、50ニュルタム紙幣、100ニュルタム紙幣を発行した。2006年にデザイン変更と500ニュルタム紙幣の発行がおこなわれ、2008年11月6日にはジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュクの戴冠を記念して、新50ニュルタム紙幣と1000ニュルタム紙幣が発行された。現在では1、5、10、20、50、100、500、1,000ニュルタム紙幣が流通している。
脚注
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
ニュルタムに関連するカテゴリがあります。
- Heiko Otto: “ブータンの紙幣” (en, de). 2018年5月11日閲覧。 (英語)(ドイツ語)