ドン・ヘンリー
ドン・ヘンリー (Don Henley 、1947年 7月22日 - )は、アメリカ合衆国 テキサス州 出身のドラマー 、歌手 。カントリー ・ロック ・バンド 、イーグルス のメンバーとして知られる[ 1] 。アメリカ民主党の支持者である。
来歴
Henley receiving a Grammy in 1990
ドン・ヘンリーは、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー 」において第87位を記録している[ 2] 。「Q誌 の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第85位[ 3] 。
ヘンリーはテキサス州のギルマで生まれ、小さな町リンデンで育った。[ 4] [ 5]
リンダ・ロンシュタット のバック・バンドを経て、1971年 にイーグルス を結成。グレン・フライ とともにイーグルスのレコード・デビュー時から在籍するオリジナル・メンバーの一人。バンド内においては多くの曲のソングライター 、ドラマー 、そしてボーカリスト として活躍。「魔女のささやき」「ジェームス・ディーン」「呪われた夜」「ホテル・カリフォルニア」などをヒットさせた。キャリアを重ねるにつれ、ボーカリストとしての面が比重が高くなった。ランディ・マイズナーが、喉の体調不良でライブに出たくないと主張した時には、ドン・ヘンリーと口論の末、殴り合いとなってマイズナーはバンドを脱退している。
1980年 、イーグルスの活動が停止。1981年 10月 、スティーヴィー・ニックス との連名でシングル「レザー・アンド・レース 」を発表。全米6位を記録。
1982年 8月 、ファースト・アルバム『アイ・キャント・スタンド・スティル 』を発表した。1984年 のシングル「The Boys of Summer」は、全米5位を記録し、グラミー賞 のベスト・ロック・ボーカル(男性)部門を受賞。民主党支持者であり、新自由主義で右派のロナルド・レーガンには批判的だった。また彼は、環境問題にも取り組んできた。
1989年 のアルバム『エンド・オブ・ジ・イノセンス』には、ブルース・ホーンズビー 、TAKE 6 、アクセル・ローズ 、ウェイン・ショーター 等が参加。同作で再びグラミー賞ベスト・ロック・ボーカル部門を受賞した。ドン・フェルダーら後発のメンバーには、ツアーで安いギャラを提示したため、訴訟にもなっている。
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
『アイ・キャント・スタンド・スティル』 - I Can't Stand Still (1982年)
『ビルディング・ザ・パーフェクト・ビースト』 - Building the Perfect Beast (1984年)
『エンド・オブ・ジ・イノセンス』 - The End of the Innocence (1989年)
『インサイド・ジョブ』 - Inside Job (2000年)
『カス・カウンティ』 - Cass County (2015年)
コンピレーション・アルバム
映像作品
『ライブ・インサイド・ジョブ』 - Live Inside Job (2000年)
シングル
「レザー・アンド・レース 」 - "Leather and Lace" (1981年) ※スティーヴィー・ニックス with Don Henley名義
"Johnny Can't Read" (1982年)
"Dirty Laundry" (1982年)
"You Better Hang Up" (1982年)
"I Can't Stand Still" (1983年)
"The Boys of Summer" (1984年)
「オール・シー・ウォンツ・トゥ・ドゥ・イズ・ダンス 」 - "All She Wants to Do Is Dance" (1985年)
"Not Enough Love in the World" (1985年)
"Sunset Grill" (1985年)
"Drivin' With Your Eyes Closed" (1985年)
"Who Owns This Place?" (1986年)
"The End of the Innocence" (1989年) ※サックス:ウェイン・ショーター
"The Last Worthless Evening" (1989年)
"I Will Not Go Quietly" (1989年)
"If Dirt Were Dollars" (1989年)
"The Heart of the Matter" (1990年)
"How Bad Do You Want It?" (1990年)
"New York Minute" (1990年)
"Sometimes Love Just Ain't Enough" (1992年) ※パティ・スマイス with Don Henley名義
"Walkaway Joe" (1993年) ※トリーシャ・イヤウッド with Don Henley名義
"Shakey Ground" (1994年) ※エルトン・ジョン with Don Henley名義
"Through Your Hands" (1995年)
"Everybody Knows" (1995年)
"Garden of Allah" (1996年)
"You Don't Know Me at All" (1996年)
"Workin' It" (2000年)
"Taking You Home" (2000年)
"Everything Is Different Now" (2000年)
"For My Wedding" (2000年)
"Inside Out" (2001年) ※トリーシャ・イヤウッド with Don Henley名義
"It's So Easy" (2002年) ※シェリル・クロウ with Don Henley名義
"Calling Me" (2007年) ※ケニー・ロジャース with Don Henley名義
イーグルス
脚注
関連事項
外部リンク
旧メンバー アルバム
楽曲 関連項目
カテゴリ