『ディズニーランド』が並ぶ売場(下から2段目(上から4段目)の左端。2004年撮影)
ディズニーランド は、講談社 が発行していた未就学児童以降を対象としたディズニー キャラクターを主体とした日本の幼児雑誌。
ここでは2007年8月に発刊された実質的な復活版雑誌「First Book Disney」 も記する。
概要
1964年の創刊以来、43年3カ月に渡って通算516号を発行し、多くの幼児、親子二代の読者に親しまれて来た。
講談社発行の幼児・児童・少女・少年向け雑誌では「なかよし 」・「たのしい幼稚園 」・「週刊少年マガジン 」に次いで歴史が長く、老舗の幼児雑誌でもあった。
創刊当初は2~4歳までを対象とし、「テレビマガジン 」、「たのしい幼稚園」、「なかよし」と同様、ディズニー以外の講談社が掲載権を持っているアニメ ・特撮 ヒーロー ・子供番組 といった幼児向けテレビ キャラクター の記事も掲載されていた。「仮面ライダー 」も本誌で扱っていたため、第二次怪獣ブーム (変身 ブーム)の影響を受けていた。1972年に対象年齢が同じ「おともだち 」の創刊に加え、1983年の東京ディズニーランド 開園以降は、ディズニー関連情報の比率が増し、やがてディズニー専門の幼児向け雑誌に転換し(表紙 もディズニーキャラクター のみだった)、2~6歳までを対象にするように変更された。ディズニー専門誌となった後も、それ以外のテレビキャラクターにおける記事は、競合誌と比べて規模がかなり小さいものの、一応扱ってはいた。
幼児雑誌であるが、幼児のみではなく、保護者(主として母親)と合わせて親子二代での読者も多かった。また、東京ディズニーリゾート やディズニーストア の情報も掲載されていたため、大人の読者も少なからずいた。毎年ミニーマウス の衣装コンテストが行われており、最優秀作品となった衣装を着たミニーマウスの縫いぐるみがディズニーストアで限定発売された。
時代が進むにつれ、インターネット の普及などでディズニー関連情報を得られる場・機会が他に増加した事もあり、発行部数は徐々に減少。
また、2005年頃からは、雑誌自体の内容のマンネリ化が目立ちはじめた。その為、テコ入れを施し、2006年1月号からタイトルロゴ・表紙をリニューアル。さらに2007年1月号からは表紙のデザインをミッキーマウス とミニーマウスにし、新しい連載コーナーを設けた。しかし、テコ入れを施すも、やはり時代の波には勝てず、2007年3月号で休刊になった。なお、休刊発表は突然で、3月号の最後部に掲載された。
その後、休刊と知った読者らから休刊を惜しむ声や雑誌復活の声が相次いだことから、2007年8月に実質的な復活版雑誌「First Book Disney」 を発刊した。内容はほぼ晩年と同じ内容で付録がついている。
おもに掲載されたディズニー以外のキャラクター
両性向け
男の子向け
女の子向け
休刊後の現在
ディズニー関連の情報は雑誌「ディズニーファン 」などにも掲載されており、今後はその雑誌類が情報源となる。幼児向けの情報は実質的な復活版雑誌「First Book Disney」も3~4か月ごとの不定期であるが発売しており、また月刊誌では「たのしい幼稚園 」・「おともだち 」が引き続き掲載している。だが、現在はディズニー作品の幼児誌・学年誌への掲載権は講談社の独占ではなくなっており、ライバル会社の小学館 も掲載権を取得し、同社が発行する『(小学館の)幼稚園 』・『めばえ 』・『ベビーブック 』『小学一年生 - 小学六年生 』・『ぷっちぐみ 』などの幼児誌・学習雑誌にも掲載されている。幼児誌だけでも実売部数で講談社のものを大きく上回っているため、ディズニー関連の情報源の拡大につながっている。
with Minnie
2005年の別冊付録誌。幼児の保護者(主に母親)向けの商品情報や、東京ディズニーリゾート 情報が掲載されていた。
Sea Side Story
2005年3月号よりわたせせいぞう による絵物語「Sea Side Story 」が「with Minnie」に連載された。1回5ページの絵物語で1話完結。毎回違うカップルが登場し、東京ディズニーシー の一場面が登場する。1度だけ回想シーンで東京ディズニーランドのシンデレラ城 も登場した。
単行本
2006年10月7日に講談社より『Sea Side Story 7つの港 11の恋』(ISBN 4-06-378952-7 )として発売された。連載版とは左右の開きが逆になっている。
外部リンク
文芸誌 一般誌 ファッション・美容誌 児童誌 休・廃刊 その他
野間三賞 国際 文芸 漫画 ライトノベル 終了 その他 後援等 ミスコンテスト