ツツジ目 (ツツジもく、Ericales) は双子葉植物の分類群で、ツツジ科をタイプ科とする目である。花弁は多くは4-5枚に分かれるが、合着するものが多いことから、新エングラー体系では合弁花類に含められた。しかし現在では、離弁花類とされていたツバキ科、マタタビ科等も同系統としてツツジ目に含めている。
またツツジ科やイチヤクソウ科は代表的な菌根植物で、特に腐生植物であるシャクジョウソウ科もこのグループに含まれる。これらはすべてツツジ科にまとめられた。
分類
24科に約12000種を擁する、かなり大きな分類群である。
系統
以下のような系統樹が提案されている[1]。
過去の分類体系
クロンキスト体系では以下に示す科からなる。APG植物分類体系ではこれに、サクラソウ目、カキノキ目、イワウメ目・ツバキ科・マタタビ科(オトギリソウ科などに近縁とされていた)・ツリフネソウ科・ハナシノブ科・食虫植物のサラセニア科などが加えられている。
脚注
ウィキスピーシーズに
ツツジ目に関する情報があります。
ウィキメディア・コモンズには、
ツツジ目に関連するカテゴリがあります。