『タイム・アフター・タイム』(Time After Time)は、1979年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画。1980年、アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞[1]。
2017年にはスピンオフのテレビドラマシリーズ『タイム・アフター・タイム ~ H・G・ウェルズの冒険』(Time After Time)が放送された[2]。
ストーリー
舞台は1893年のロンドン。執筆家としてのみならず、多彩な才能で活躍中の若きH・G・ウェルズの家に友人たちが集まっていた。彼の新発明『タイムマシン』のお披露目である。
誰もがその性能を信じられず、また実際に機械を試してみることもできず見守る中、ウェルズ家の家政婦が警官の来訪を告げた。切り裂きジャックの捜査のために、現場付近の家を一軒一軒回っているのだという。
ウェルズの友人であり、この日の会合に遅参したスティーヴンソン医師の鞄から血だらけの手袋を見つけた警官は、スティーヴンソンの姿を探した。だが彼の姿はどこにも見当たらず、タイムマシンも消え去っていた。
やがてウェルズたちの目前でタイムマシンが実体化した。未来に逃亡したスティーヴンソンを降ろした後、自動操縦で戻ってきたのだ。タイムマシンの計器を確認すると、行き先は未来の1979年だった。
「未来世界に殺人鬼・切り裂きジャックを放置しておくわけにはいけない…。」
若きウェルズは時を超えた追跡を決心する。
キャスト
スタッフ
- 監督・脚本:ニコラス・メイヤー
- 製作:ハーブ・ジャフィ
- 原案:カール・アレクサンダー/スチーブ・ヘイズ
- 撮影:ポール・ローマン
- 編集:ドン・カンバーン
- SFX:ラリー・フェンテス、ジム・ブロンド
- 音楽:ミクロス・ローザ
- 美術:エドワード・V・カーファグノ
- 衣装(デザイン):サル・アンソニー/ イボンヌ・カビス
備考
受賞
1980年のアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞したほか[5]、1979年度のサターン賞(第7回)で脚本賞、音楽賞、メアリー・スティーンバージェンが主演女優賞を受賞し、ナショナル・ボード・オブ・レビューではトップ10フィルムに選ばれた[5]。
脚注
外部リンク