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この項目では、スマートフォンアプリ、企業について説明しています。ラジオ番組については「岩瀬惠子のスマートNEWS」をご覧ください。 |
スマートニュース(SmartNews)は、スマートフォン用のニュースアプリ、並びに同アプリを提供する企業(スマートニュース株式会社)。
本記事ではアプリ・企業の双方について解説する。
アプリ
スマートニュースは、全国紙をはじめとするニュースメディアと連携し、インターネット上で話題になったニュースを配信、アプリ上で読めるようになっているスマートフォン向けのアプリケーション。アプリは世界各国で配信されており、特に日本とアメリカでは合わせて5,000万ダウンロードを記録し、月間2,000万人の利用者がいるとされる[2]。
内容
スマートニュースは、電波がなくてもニュースが読めるのが売りである。
2013年12月には「Google Play Best of 2013」において「アプリオブザイヤー2013」を受賞した[3]。
ダウンロードできるサイト
iOSのスマートフォン(iPhoneやiPad)の場合はApp Store(旧iTunes App Store)で、Androidの場合はGoogle Playでダウンロードできる。
備考
2016年にはアーティストと初のコラボレーションとして、ももいろクローバーZを起用。画面の切り替え部分などにイラストで登場させたほか[4]、グループの歴史をスマートニュース風に紹介する動画を公開した。
SmartNews Award
同社が毎年開催している「メディアパートナーミーティング」にて、2015年より発表しているアワード[5]。
社会的に有意義で読むべき記事を多く提供し、多くのユーザーから支持された媒体に贈られる「大賞」。SmartNewsにチャンネルプラスを開設した媒体のなかで、特に成長が著しい媒体に贈られる「チャンネルプラス賞」。SmartNewsの政治や社会、経済、スポーツ、国際など多様なチャンネルに記事が掲載された媒体に贈られる「ダイバーシティ賞」がある。
2018年には特別賞が新設された[6]が、2019年には「ベストパートナー賞」に一新された[7]。また大賞以外の上記2つの賞はベストパートナー賞の一部門となった。
さらに2020年には「読者投票賞」が追加された[8]。
企業
スマートニュース株式会社は、東京都渋谷区に本社を置くIT系企業。
沿革
- 2012年6月15日 株式会社ゴクロとして設立[9]。浜本階生が代表取締役に就任、鈴木健が取締役に就任。
- 2012年12月 「スマートニュース」アプリ公開。
- 2013年8月14日 シリーズAラウンドとして4.2億円の資金調達を行った。[10]
- 2013年10月1日 社名をスマートニュース株式会社に変更、合わせて本社を移転[9]。
- 2014年6月 鈴木健が代表取締役会長共同CEOに就任。[11]
- 2014年8月8日 シリーズBラウンドとしてグリー、ミクシィ、川田尚吾(ディー・エヌ・エー共同創業者)らに対する第三者割当増資を行い、約36億円を資金調達した[12][13]。
- 2014年10月2日 SmartNews 2.0をリリース[14]。
- 2015年2月16日 本社を渋谷区神宮前に移転[15]。
- 2015年3月31日 シリーズCラウンドとして12億円の資金調達を行った。[16]
- 2016年7月8日 シリーズDラウンドとして38億円の資金調達を行った。累計調達額は91億円。[17]
- 2019年11月19日 シリーズEラウンドとして100億円の資金調達を行った。累計調達額は191億円。[18][19]
- 2021年9月16日 シリーズFラウンドとして251億円の資金調達を行った。累計調達額は443億円。[20]
- 2023年1月 総人件費を4割削減するため、社員数二百数十人のレイオフ(一時的な解雇)や希望退職を募った。[21]
- 2023年11月1日 鈴木健が代表取締役会長兼社長CEOから代表取締役会長に異動。浜本階生がCOO(最高執行責任者)兼チーフエンジニアから代表取締役社長CEOに異動。[22]
- 2023年11月14日 NTTドコモと業務提携[23]。
広報活動
SmartNewsリポーターという名目で地球をモチーフにした地球くんというキャラクターがいる。なお、地球くんと一緒に黄色い球体のキャラクターも登場していることもあるが、そちらは月では無く、「エキストラの方」と称している[24]。
テレビCMに女優の吉岡里帆を2017年9月より起用している。2017年10月より『WBS』、『日経スペシャル カンブリア宮殿』(いずれもテレビ東京)のスポンサーを務めている(同年12月末で降板)。2018年からは千鳥がCM出演し、大吾のセリフ「貴様」や英語のセリフが話題になった。また、「日向坂46チャンネル」の宣伝として日向坂46のメンバーが千鳥のセリフを言うCMもあった。2019年からは千鳥と共同でバイきんぐが出演し2020年はダウンタウンが10年ぶりに2人で出演、2021年はフワちゃん、2023年現在は柳楽優弥と伊藤沙莉がCMに出演している。スマートニュースのYouTubeチャンネルには「櫻坂46チャンネル」「乃木坂46チャンネル」の宣伝として櫻坂46、乃木坂46が出演。
新型コロナウイルスワクチンの大量確保、社員以外への接種
2021年7月、スマートニュース社は、職域接種枠の制度を利用し、同社の社員数は約400名(被保険者数)にもかかわらず5000人分の新型コロナウイルスのワクチンを国から確保し、それを従業員とその家族らだけではなく、渋谷区民や区内の就業者にも接種を行うと発表した[25][26][27]。会社の代表者である鈴木健は自身のTwitterで「炊き出しの精神」と主張した[28]。一方で、ワクチンの供給量の不足で予約がキャンセルされる例も多く、批判の声も上がっている[29]。
脚注
外部リンク