「スターマン」(Starman)は、1972年2月4日にレコーディングされたデヴィッド・ボウイの曲[1]。
解説
1972年4月にシングルとしてリリースされた。RCAのデニス・カッツがこの曲のデモを聴いて気に入り、これは偉大なシングルになるだろうと信じ、デニス・カッツが強く勧めたため、この曲はアルバム『ジギー・スターダスト』に収録された[2]。チャック・ベリーのカバー「Round and Round」がアルバム『ジギー・スターダスト』に収録される予定があったが、その代わりが「スターマン」となった[3]。
歌詞は、地球の若者たちへ希望のメッセージを伝えるジギー・スターダストを描写する。ジギーはラジオから、宇宙の存在「スターマン」により救済されるというメッセージを伝える。物語は、ジギーを聴いている若者たちの1人の視点から語られる。
ボウイは1973年11月に『ローリング・ストーン』誌インタビューで、ジギー・スターダストの物語のダイナミズムを語っている[* 1]。世界は、大いなる者たちの到来により終わりを迎える[5]。大いなる者たちの正体はブラックホールである[5]。一般的な考えでは、ジギーも地球外生命である。ボウイはインタビューで、ジギーとスターマンについて次のように伝える。
大いなる者たちが到来して世界は終わる。それらは本当のことを言えばブラックホールだ、(中略)ジギーは夢の中で、大いなる者たちからスターマンの到来を作曲するように忠告される。だから彼は「スターマン」を作曲する。この曲は人々が耳にする最初の希望のニュースだ。
The end comes when the infinites arrive. They really are a black hole, [...] Ziggy is advised in a dream by the infinites to write the coming of a starman, so he writes 'Starman', which is the first news of hope that the people have heard.
[5]
ボウイはさらに次のように伝える。
彼(ジギー)が語るスターマンたちというのは、大いなる者たちと見なされ、それらはブラックホールを飛び回る者たちだ。ジギーは、地球を救うために降臨するこの超絶的な宇宙存在について語っているのだ。
The starmen that he is talking about are called the infinites, and they are black-hole jumpers. Ziggy has been talking about this amazing spaceman who will be coming down to save the earth.
[5]
収録曲
- スターマン (Bowie) – 4:16
- サフラジェット・シティ (Bowie) – 3:25
プロダクション・クレジット
カバー
デュラン・デュラン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、布袋寅泰らがこの曲をカバーした。
脚注
注釈
出典注
外部リンク
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