ジョゼフ・ヘンリー・"ジョー"・ウェスト(Joseph Henry "Joe" West, 1952年10月31日 - )は、アメリカ合衆国・ノースカロライナ州バンコム郡アシュビル出身の野球審判員、シンガーソングライターである。2009年より世界審判協会(英語版)(World Umpires Association)の代表(2代目)を務めている。
審判番号は22。ニックネームは「Cowboy Joe(カウボーイ・ジョー)」、「Country Joe(カントリー・ジョー)」。
経歴
イーストカロライナ大学(英語版)とイーロン大学(英語版)在学時はフットボール選手だった。
1974年にジム・エバンス審判学校に入学し、野球の審判としてのキャリアをスタートさせる。
翌1975年にAA級カロライナリーグで審判員デビューすると、早くも1976年9月14日にはメジャーデビューを果たした。
2017年現在までにオールスター3度(1987年、2005年、2017年)、ワールドシリーズ6度(1992年、1997年、2005年、2009年、2012年、2016年)の出場経験がある。
2004年には日本開幕戦(ニューヨーク・ヤンキース対タンパベイ・デビルレイズ)とイチローのシーズン262安打達成試合(10月3日、シアトル・マリナーズ対テキサス・レンジャーズ)で球審[1]、2007年にはクレイ・バックホルツがメジャーデビュー2戦目でのノーヒットノーラン達成試合(9月1日、ボストン・レッドソックス対ボルチモア・オリオールズ)で球審を務めている[2]。
2021年5月25日のホワイトソックス対カージナルス戦で通算5376試合目の審判を務め、史上最多を更新した。
人物
審判業以外ではシンガーソングライターとしても活動しており、1988年には「Blue Cowboy」、2008年には「Diamond Dreams」というタイトルのCDをリリースしている[3]。
脚注
外部リンク