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ジョージ ; George
位置
	ジョージジョージ (南アフリカ共和国) ジョージジョージ (西ケープ州) ジョージジョージ (アフリカ)
座標 : 南緯33度58分東経22度27分 / 南緯33.967度東経22.450度
歴史
設立	1811年
行政
国	南アフリカ共和国
州	西ケープ州
地区自治体	エデン郡
地方自治体	ジョージ地方自治体
地区	ジョージ
市長	Flip de Swardt
地理
面積
地区域	5,191.02 km² km2
人口
人口	（2011年現在）
地区域	193,672人
人口密度	127.4人/km2（329.9人/mi2）
その他
等時帯	南アフリカ標準時 (UTC+2)
市外局番	+27 (0)44
	公式ウェブサイト : www.george.org.za

ジョージ（George）は南アフリカ共和国西ケープ州にある都市である。人口は約19万人。

概要

ジョージはウテニカ山脈の山麓にあり、南のインド洋や北のウテニカ山脈とはそれぞれ10kmほど離れている。西のケープタウンと東のポートエリザベスとを結ぶ「ガーデン・ルート」の中間点にあり、北の小カルー盆地やオーツホーンとの間にも鉄道や道路が通じる。空港もあり、近くに観光地も多いため、観光や交通の拠点となっている。また、豊富な雨量のため森林が多く、林業やそれを加工する木材や家具の生産が主産業となっている。

気候

ジョージは地中海性気候であり、一年を通じて降雨があるがやや冬の降雨が少ない。インド洋からの湿った空気がウテニカ山脈にぶつかるため、南アフリカで最も降雨の多い地域のひとつである。

ジョージ (1961–1990)の気候
月	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月	年
最高気温記録 °C （°F）	41 (106)	40 (104)	41 (106)	37 (99)	33 (91)	33 (91)	31 (88)	32 (90)	37 (99)	38 (100)	39 (102)	36 (97)	41 (106)
平均最高気温 °C （°F）	25 (77)	25 (77)	24 (75)	22 (72)	21 (70)	19 (66)	19 (66)	19 (66)	19 (66)	20 (68)	22 (72)	23 (73)	21 (70)
日平均気温 °C （°F）	20 (68)	20 (68)	19 (66)	17 (63)	16 (61)	14 (57)	13 (55)	13 (55)	14 (57)	15 (59)	17 (63)	19 (66)	16 (61)
平均最低気温 °C （°F）	15 (59)	15 (59)	14 (57)	12 (54)	10 (50)	8 (46)	7 (45)	7 (45)	9 (48)	10 (50)	12 (54)	14 (57)	11 (52)
最低気温記録 °C （°F）	7 (45)	8 (46)	6 (43)	4 (39)	0 (32)	0 (32)	1 (34)	0 (32)	2 (36)	3 (37)	5 (41)	7 (45)	0 (32)
降水量 mm （inch）	63 (2.48)	59 (2.32)	69 (2.72)	71 (2.8)	53 (2.09)	45 (1.77)	43 (1.69)	68 (2.68)	60 (2.36)	64 (2.52)	61 (2.4)	59 (2.32)	715 (28.15)
平均降水日数（≥1.0 mm）	11	11	11	10	9	8	8	10	10	12	11	11	121
% 湿度	79	81	83	80	74	67	70	71	76	79	78	77	77
平均月間日照時間	235.6	206.2	207.7	201.0	204.6	198.0	210.8	210.8	201.0	213.9	222.0	235.6	2,547.2
平均日照時間	7.6	7.3	6.7	6.7	6.6	6.6	6.8	6.8	6.7	6.9	7.4	7.6	7.0
出典1：South African Weather Service^[1]
出典2：Deutscher Wetterdienst (humidity, 1951–1977 and sun, 1979–2000)^[2]

歴史

1776年、木材の確保のためオランダ東インド会社の前哨基地が作られたのがジョージの始まりである。その後、オランダからイギリスにケープ植民地が割譲されると、イギリスはケープ植民地東部の本格的な開発を決定し、スウェレンダムに代わる東部の拠点として1811年にジョージに街を建設した。豊富な森林資源を利用した幌牛車や家具、材木によってジョージは成長し、この地方の中心都市となっていった。1845年には北のオーツホーンとの間にモンタギュー峠が開通し、小カルーや内陸部に向かうルートが開かれた。

人口と地理

人種構成（ジョージ） 2011

カラード			50.41%
バントゥー系民族（黒人）			28.23%
白人（アフリカーナー及びアングロアフリカン）			19.69%
アジア系			0.48%

母語話者（ジョージ） 2011

アフリカーンス語			67.19%
コサ語			21.65%
英語			8.07%

人種はカラードが大半を占め、言語はアフリカーンス語が7割弱と主流となっているが、コサ人も多いためにコサ語も多く使われている。

観光

現在では気候と交通の便のよさのため、観光の拠点となっている。ゴルフ場が多く、宮里藍と北田瑠衣が日本代表として優勝した2005年にワールドカップ女子ゴルフの開催地となった。

2010 FIFAワールドカップ日本代表のベースキャンプ場所として使われている。

自然あふれる景観が人気で、毎年9月にイチゴの収穫期に行われる「ストロベリー・フェスティバル」の開催地である。

姉妹都市

福州市（中華人民共和国）
タコマ（アメリカ合衆国）

脚注

[脚注の使い方]

^ “Climate data for George”. South African Weather Service. 4 March 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。7 March 2010閲覧。
^ “Klimatafel von George, Prov. Western Cape / Südafrika” (ドイツ語). Baseline climate means (2000–2011) from stations all over the world. Deutscher Wetterdienst. 19 November 2016閲覧。