ク・ヘソン(具惠善[2]、1984年11月9日 - )は、韓国の女優[3]、映画監督、作曲家[2]。
韓国の仁川広域市で生まれた[4]。本貫は綾城具氏[5]。仁川の富平(プピョン)女子高校に通っていたころインターネット上でオルチャン(顔が最高)として有名になった[6]。
歌手を目指して練習生だったときYGエンターテインメントの代表ヤン・ヒョンソクに会い、演技の練習生になった。2002年三宝(TG)コンピュータ「スリムPC」の広告に出演してデビューした[2]。2004年から2005年にかけてMBCで放送された「青春シットコム」『ノンストップ5』に出演して視聴者に注目された[7]。その後KBSの単幕ドラマ枠「ドラマシティ」の『みんなでチャチャチャ』に出演し[8]、連続ドラマ『薯童謠』(ソドンヨ)、『19歳の純情』、『王と私』、『最強チル』等に出演して徐々に俳優としての経歴を積んだ[9]。2005年9月から放送されたイ・ビョンフン演出のSBS創社15周年大河ドラマ『薯童謠』では薯童(ソドン)に片思いするウンジン役を演じた。これはク・ヘソンにとって初の正劇(本格ドラマ)の演技であり、史劇の演技だった[8][10]。2006年に『19歳の純情』で初めて連続ドラマの主演を務めた[11]。2007年ク・ヘソンは『王と私』にユン・ソファ(廃妃ユン氏)役で出演した。2008年にフュージョン史劇(新感覚の史劇)『最強チル』に女性主人公ソユン役で出演した[12][13][14][15]。2009年連続ドラマ『花より男子〜Boys Over Flowers』でクム・ジャンディ役に起用され、同年末のKBS演技大賞でネティズン賞、ベストカップル賞、優秀演技賞を受賞した[16]。
映画監督としては、脚本を書いて企画・製作・監督しソ・ヒョンジンが主演した短編映画「愉快なお手伝い」が第26回釜山国際短編映画祭で韓国作品を対象にした観客賞を2009年に受賞した[17]。長編映画では、脚本を書いて監督し、ソ・ヒョンジン他が主演した『요술』(妖術)がCJエンターテインメント(朝鮮語版)の配給で2010年に公開された[18]。2012年には脚本を書いて監督し、チョ・スンウとリュ・ドックァンとナム・サンミが主演した長編作『桃の木~シャム双子の悲しい物語~』が公開された[19]。2014年には脚本を書いて監督した主演作『다우더 Daughter』が公開された[20]。『다우더 Daughter』は第19回釜山国際映画祭の「韓国映画の今日-パノラマ」セクションに招待された[21]。短編映画では「愉快なお手伝い」以外に2010年の「당신 You」、2012年の「기억의 조각들」、2018年の「미스터리 핑크 MYSTERY PINK」がある[4]。
著作家としては、2019年に発売した小説『涙はハート型』が人気になった[22]。
音楽家としては、2020年9月にピアノを中心にしたニューエイジ・ミュージックのアルバム『숨3』(息3)を発売し、2021年3月に『숨4』(息4)を発売した。両アルバムとも収録曲はすべてク・ヘソンが作曲し、チェ・イニョンが編曲した。[23]
2015年に放送された連続ドラマ『ディア・ブラッド』で共演した俳優のアン・ジェヒョンと2016年に結婚した[24]。2017年にはtvNで毎回70分全6回にわたって放送された「新婚日記」に夫婦で出演し、新婚生活を披露した[25][26]。2019年に夫婦関係が悪化し、2020年に離婚した[27]。
学業は、ソウル芸術大学を中退したのち[1]、2011年に成均館大学校芸術学部映像学科に入学し、休学後2020年に復学して2024年2月に「成均最優等卒業賞」を受賞して卒業した[28]。