クレセント・ストリート駅(Crescent Street)はブルックリン区サイプレス・ヒルズ内のフルトン・ストリートとクレセント・ストリートの交差点に位置するニューヨーク市地下鉄BMTジャマイカ線の駅である。J系統が終日停車し、ラッシュ時混雑方向にはZ系統も加わる。
駅構造
島式ホーム1面2線の駅である。1893年5月30日に開業した。ホームの屋根は東半分のみにある。
アートワークはJung Hyang Kimによって描かれたWheel of Bloom – Soak Up the Sunがあり2007年の改装時に設置された。太陽光で照らされた地下鉄の車輪を描き、ホーム駅名標上のステンドグラスで構成されている。
当駅からノーウッド・アベニュー駅までの間に廃止されたロングアイランド鉄道チェスナット・ストリート高架線との接続部分を見ることができる。これはウィリアムズバーグ、ロウアー・マンハッタン及びロッカウェイ方面を結んでいた[3]。また、ジャマイカ方面の運行もされていたが、1917年夏にこの連絡線は使用を停止し、1942年には第二次世界大戦の影響で撤去されている。
駅の東側に急カーブがある。Bディビジョンでは最も急なカーブで、ニューヨーク市地下鉄全体でもシティ・ホール駅に次いで2番目に半径が小さいカーブとなっている[4]。カーブを曲がると引き上げ線があり、保線工事などでの折り返しで使用されることがある。1950年代後半から1960年代にかけて、ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティは、当駅から85丁目駅西側の西80丁目までとグラント・ストリート付近の再建を計画していた。これには急行線の敷設も含まれていた。しかし、再建は行われることはなく現在に至っている[5]。
出口
ホーム東端に改札があり、回転式改札機および詰所が設置されている。地上へはフルトン・ストリートとクレセント・ストリートの交差点南西および北西に階段が通じている[6]。
画像
脚注
外部リンク
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