キアラ・マストロヤンニ(Chiara Mastroianni、1972年5月28日 - )は、フランスの女優。パリ出身。
来歴
父親はマルチェロ・マストロヤンニ、母親はカトリーヌ・ドヌーヴ。二人はマルコ・フェレーリ監督の『ひきしお』(1972年)で再共演した際に、結ばれた。なお、母の主演作『夢追い』(1979年)、父の主演作『黒い瞳』(1987年)にクレジットなしで顔を見せていた(『女の都』にも出ていたが、撮影シーンは編集でカットされた)。
1993年、母の主演作『私の好きな季節』に出演し、これが評価されセザール賞有望若手女優賞にノミネート。
その後、本格的に女優活動を開始し、父が出演したロバート・アルトマン監督の1994年の映画『プレタポルテ』のADソフィー・ショワゼ役で好演し、ナショナル・ボード・オブ・レビューのアンサンブル演技賞(出演者30名と連名で)を受賞。
以後は、主にフランスとイタリアを中心に活躍している。
2019年の映画『今宵、212号室で』で第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞を受賞している[1]。同作では破局の危機にある夫婦を元夫のバンジャマン・ビオレと演じている。
私生活
1997年に彫刻家ピエール・トレトン Pierre Torreton との間に長男ミロ Milo を出産。2002年にミュージシャンで俳優のバンジャマン・ビオレと結婚し、長女アンナ Anna が生まれたが2005年に離婚。その後は、共演を重ねるベルギーの俳優ブノワ・ポールヴールドと暮らしている。
主な出演作品
ディスコグラフィー
関連項目
出典
外部リンク