カラヤン島(カラヤンとう、Calayan Island)はフィリピン諸島北部バブヤン海峡に浮かぶバブヤン諸島の島。ルソン島北部のアパリから100km程北に位置し、南西25km程の位置にダルピリ島、南40km程の位置にフガ島が存在し、南東50km程の位置にカミギン島、北北東40km程の位置にバブヤン島が存在する。
島の面積は196km2ほどであり、カガヤン州カラヤン(英語版)に属している[2]。島内にはPoblacion、Centro II、Balatubat、Dibay、Dadao、Magsidelなどのバランガイが存在する。2007年の時点では人口が8919人だった。島へはアパリから船が出ている。
島は長いところで22km、幅は14km程であり、島の周囲は浅い浜が多くなっている。島の地形は中央部の標高が高くなっており、543mのカラヤン山、429mのNongabaywanan山などが存在する[3]。島の植生は農地や厚い熱帯雨林などから構成されており、島内中心部は低地多雨林になっている。河岸ではタコノキ属が生える。
2004年には島内固有のカラヤンクイナ(英語版) (Gallirallus calayanensis) が発見され、以降この島を自然保護区とする試みがなされており、2011年にはカラヤン議会が島内29km2を覆う野生生物保護区の設立条例を通過させている[4]。
島の北部は岩礁もあり、1981年には台風20号クララ(CLARA)の影響でフィリピン海軍のフリゲートダトゥ・カランチャウ(英語版)が座礁している。
この項目は、フィリピンに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(Portal:東南アジア / プロジェクト:アジア)。