カミロは34歳で司祭になり、1586年に2人の同志と共に「病人のしもべ」(英: Ministers to the Sick,羅: Ordo Clericorum Regularium Ministrantium Infirmis)という修道会を創立する。1591年にはローマ教皇シクストゥス5世から正式な承認を受けた。カミロ修道会(英語版)の始まりである。カミロ修道会の会員は肩や胸に赤い十字架を着用する規則があり、これが後の赤十字運動の源泉となる。カミロ修道会の実践した看護方法は、病人への新鮮な空気、伝染病患者の隔離、正しい食事療法など現在の看護手法にも通じるところがある。イタリア半島中の大きな病院のほとんどにカミロ修道会から修道士たちが派遣され、戦場にも負傷兵看護のために派遣された。こういった実績が賛同され組織の規模が拡大すると共に出資者なども増えていった。