カフェオリンポス

カフェオリンポス
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 (2001-01-27) 2001年1月27日
死没 2016年3月22日(15歳没)
登録日 2003年7月10日
抹消日 2010年1月16日
Grand Slam
Cognac Lady
母の父 Olympio
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Mt. Brilliant Farm LLC
馬主 西川清西川光一
調教師 松山康久美浦
競走成績
生涯成績 37戦7勝
33戦6勝(中央競馬
4戦1勝(地方競馬
獲得賞金 2億5008万7000円
1億7188万7000円(中央競馬)
7820万円(地方競馬)
勝ち鞍
GI ジャパンダートダービー 2004年
テンプレートを表示

カフェオリンポス日本競走馬。おもな勝鞍に第6回ジャパンダートダービー。そのほかトパーズステークスなど中央競馬のオープン競走で4勝をあげた。

戦績

2003年8月16日新潟競馬のダート1200メートルの新馬戦でデビュー。デビュー戦は2着に終わったが、同開催の同条件の未勝利戦で初勝利をあげる。年末の中山のダート戦で2勝目をあげる。

2004年の初戦は、デビュー以来初の芝競走のクロッカスステークス。2番人気に支持されたものの勝ち馬シーキングザダイヤから離れた7着に終わる。ダート路線に戻し、次戦に選択したヒヤシンスステークスでは出走馬中最速の上がりで快勝。重賞初挑戦となったユニコーンステークスでは。ダートの実績があることから1番人気に支持されたが、前走で破ったトップオブワールドに敗れ4着に終わる。

次戦にはGIジャパンダートダービーを選択。中央勢で人気最上位の3番人気に支持された。レースは1番人気のアジュディミツオーが逃げる中、好位5〜6番手からメンバー最速の上がりを繰り出し最後は3馬身差をつけて快勝。初重賞制覇がG1初制覇となった。

休養明けで臨んだ師走ステークスはヒシアトラスの2着。暮れの東京大賞典は主戦の柴田から岡部幸雄に乗り代わりとなった。レースではジャパンダートダービーで降したアジュディミツオーが逃げ切り勝ちを収める中、中団からまったく伸びず12着と惨敗。

2005年、初戦の根岸ステークスから柴田に手綱が戻り、メイショウボーラーの5着同着。本番フェブラリーステークスは10着と惨敗。その後、マーチステークス5着、サウジアラビアロイヤルカップ13着と勝てない競馬が続いた。続く大沼ステークスでは四位洋文に乗り代わりで臨み、2番手から抜け出し約1年ぶりの勝利。これが、馬主である西川清の生前最後の勝利となった。このレース以降は、当馬は息子である西川光一の所有となった。

半年振りの武蔵野ステークスは、久々の出走で59kgという斤量を背負い11着に終わる。続くトパーズステークスは最速の上がりを記録するも競り負けて2着に敗れた。この後、休養をはさみ、5ヶ月ぶりのコーラルステークスは、ここ3戦騎乗していた四位が他の馬に乗るため岩田康誠が騎乗し、2番手から抜け出し6勝目。その後、5戦するものの5着が最高位と勝てないレースが続いた。鞍上を四位に戻したトパーズステークスは中団から早めに仕掛け、ハナ差で競り勝ち前年の雪辱を果たした。この勝利が最後の勝ち星である。勝った勢いで臨んだ暮れの東京大賞典は4番人気に支持された。ブルーコンコルドの4着に敗れたものの、1番人気のアジュディミツオーには先着した。

2007年平安ステークスではブービーの15着と惨敗したものの、人気を落としたフェブラリーステークスではブービー人気ながら4着に善戦。1戦挟んで迎えたマイルチャンピオンシップ南部杯では3着と好走したものの、武蔵野ステークスは6着。後藤浩輝との初コンビで臨んだジャパンカップダートはブービーから10馬身差、1着のヴァーミリアンからは7.3秒差と大差負けとなった。

2008年は脚部不安もあって、3戦して未勝利。2009年はアルデバランステークスで人気薄で2着に突っ込んだものの3月のマーチステークスを最後に出走していない。

2010年1月16日付で登録を抹消[1]。引退後は、茨城県の栗山牧場で種牡馬となる。2012年に新ひだか町の三石橋本牧場に移った[2]。2016年に死亡。

主な産駒

  • チェリーピッカー(2017年青藍賞

競走成績

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2003 8. 16 新潟 2歳新馬 12 3.4 (2人) 2着 柴田善臣 54 ダ1200m(良) 1:12.7 (37.0) 0.1 パレスエース
9. 6 新潟 2歳未勝利 14 1.0 (1人) 1着 村田一誠 54 ダ1200m(重) 1:11.9 (37.5) -0.6 (ワイルドシャウト)
11. 29 東京 2歳500万下 16 2.4 (1人) 2着 ペリエ 55 ダ1400m(不) 1:24.7 (37.3) 0.4 タイキバカラ
12. 14 中山 2歳500万下 14 1.7 (1人) 1着 柴田善臣 55 ダ1200m(良) 1:11.4 (37.0) -0.7 (セイントタイトル)
2004 1. 31 東京 クロッカスS OP 9 3.9 (2人) 7着 柴田善臣 56 芝1400m(良) 1:23.0 (34.5) 0.8 シーキングザダイヤ
2. 22 東京 ヒヤシンスS OP 16 5.9 (3人) 1着 柴田善臣 55 ダ1600m(良) 1:37.1 (37.2) -0.3 (ジンクライシス)
6. 5 東京 ユニコーンS GIII 16 3.2 (1人) 4着 柴田善臣 56 ダ1600m(良) 1:36.6 (36.3) 0.6 トップオブワールド
7. 8 大井 ジャパンDダービー GI 14 5.6 (3人) 1着 柴田善臣 56 ダ2000m(良) 2:04.5 (37.3) -0.6 (アクイレジア)
12. 11 中山 師走S OP 12 2.8 (2人) 2着 柴田善臣 56 ダ1800m(良) 1:52.2 (38.5) 0.2 ヒシアトラス
12. 29 大井 東京大賞典 GI 14 (4人) 12着 岡部幸雄 55 ダ2000m(重) 2:05.1 (38.8) 2.5 アジュディミツオー
2005 1. 29 東京 根岸S GIII 16 10.7 (4人) 5着 柴田善臣 58 ダ1400m(良) 1:24.3 (36.6) 1.3 メイショウボーラー
2. 20 東京 フェブラリーS GI 15 59.6 (9人) 10着 柴田善臣 57 ダ1600m(不) 1:35.8 (36.6) 1.1 メイショウボーラー
3. 27 中山 マーチS GIII 16 7.9 (4人) 5着 柴田善臣 57 ダ1800m(良) 1:52.8 (38.1) 0.8 クーリンガー
5. 8 東京 サウジアラビアC OP 16 9.5 (5人) 13着 柴田善臣 57 ダ1600m(良) 1:37.4 (37.3) 1.5 メイショウサライ
6. 25 函館 大沼S OP 11 13.0 (6人) 1着 四位洋文 57 ダ1700m(良) 1:44.0 (36.3) -0.4 (ラントゥザフリーズ)
10. 29 東京 武蔵野S GIII 16 149.2 (11人) 11着 四位洋文 59 ダ1600m(良) 1:37.4 (39.2) 2.2 サンライズバッカス
11. 29 京都 トパーズS OP 15 7.8 (5人) 2着 四位洋文 57 ダ1800m(良) 1:50.3 (36.5) 0.0 ベラージオ
2006 4. 1 阪神 コーラルS OP 10 10.5 (4人) 1着 岩田康誠 57 ダ1400m(良) 1:23.4 (36.3) -0.2 (チョウカイロイヤル)
4. 23 京都 アンタレスS GIII 16 15.1 (6人) 10着 四位洋文 59 ダ1800m(良) 1:50.2 (36.9) 1.2 フィフティーワナー
5. 27 東京 欅S OP 16 8.4 (5人) 13着 柴田善臣 57 ダ1400m(稍) 1:23.9 (36.6) 1.0 トウショウギア
7. 16 函館 マリーンS OP 13 9.1 (5人) 4着 藤岡佑介 57 ダ1700m(良) 1:45.7 (38.2) 0.7 トーセンブライト
9. 30 中京 シリウスS GIII 15 13.5 (8人) 6着 安藤勝己 57.5 ダ1700m(良) 1:43.9 (37.6) 0.8 メイショウバトラー
10. 14 京都 エニフS OP 15 14.4 (6人) 11着 安藤勝己 57.5 ダ1400m(良) 1:24.0 (37.1) 1.2 ジョイフルハート
11. 18 京都 トパーズS OP 15 18.6 (9人) 1着 四位洋文 57 ダ1800m(良) 1:50.9 (36.3) 0.0 (ラッキーブレイク)
12. 29 大井 東京大賞典 GI 13 11.0 (4人) 4着 岩田康誠 57 ダ2000m(稍) 2:04.4 (38.2) 0.9 ブルーコンコルド
2007 1. 21 京都 平安S GIII 16 14.1 (7人) 15着 岩田康誠 58 ダ1800m(良) 1:52.4 (37.4) 1.4 メイショウトウコン
2. 18 東京 フェブラリーS GI 16 144.1 (15人) 4着 岩田康誠 57 ダ1600m(不) 1:35.5 (36.0) 0.7 サンライズバッカス
5. 6 東京 オアシスS OP 16 4.3 (2人) 8着 岩田康誠 57.5 ダ1600m(稍) 1:36.7 (36.8) 0.4 イブロン
10. 8 盛岡 MCS南部杯 JpnI 16 49.1 (5人) 3着 勝浦正樹 57 ダ1600m(重) 1:37.5 0.7 ブルーコンコルド
10. 27 東京 武蔵野S GIII 14 34.5 (8人) 6着 柴田善臣 58 ダ1600m(不) 1:36.1 (35.8) 0.6 エイシンロンバード
11. 24 東京 JCダート GI 16 172.4 (16人) 16着 後藤浩輝 57 ダ2100m(良) 2:14.0 (42.8) 7.3 ヴァーミリアン
2008 2. 4 東京 根岸S GIII 16 124.7 (15人) 5着 勝浦正樹 58 ダ1400m(不) 1:23.1 (36.1) 0.4 ワイルドワンダー
3. 9 阪神 仁川S OP 16 16.5 (7人) 16着 四位洋文 57.5 ダ2000m(良) 2:07.6 (38.4) 2.5 フィフティーワナー
3. 30 中山 マーチS GIII 16 75.0 (14人) 7着 勝浦正樹 57 ダ1800m(良) 1:52.6 (38.2) 1.0 ナナヨーヒマワリ
2009 2. 14 京都 アルデバランS OP 16 106.6 (11人) 2着 四位洋文 56 ダ1800m(重) 1:49.2 (37.1) 0.0 ウォータクティクス
2. 22 東京 フェブラリーS GI 16 175.4 (15人) 11着 勝浦正樹 57 ダ1600m(稍) 1:36.1 (36.4) 1.5 サクセスブロッケン
3. 29 中山 マーチS GIII 16 22.9 (9人) 15着 柴田善臣 56 ダ1800m(良) 1:54.2 (39.5) 2.3 エスポワールシチー

血統表

カフェオリンポス血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Grand Slam
1995 黒鹿毛
父の父
Gone West
1984 鹿毛
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Secrettame Secretariat
Tamerett
父の母
Bright Candles
1987 栗毛
El Gran Senor Northern Dancer
Sex Appeal
Christmas Bonus Key to the Mint
Sugar Plum Time

Cognac LadyScalding
1995 栗毛
Olympio
1988 栗毛
Naskra Nasram
Iskra
Carols Christmas Whitesburg
Light Verse
母の母
Carmanetta
1984 栗毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
True Native Raise a Native
Fleeting Doll
母系(F-No.) (FN:2-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Raise a Native 4×4、Nashua 5×5、Bold Ruler 5・5(父内) [§ 4]
出典
  1. ^ [3]
  2. ^ [4]
  3. ^ [3]
  4. ^ [3]


出典

  1. ^ カフェオリンポス、引退へ”. ラジオNIKKEI. 2022年4月16日閲覧。
  2. ^ カフェオリンポスが三石橋本牧場に移動”. 競走馬のふるさと案内所 (2012年3月15日). 2017年9月11日閲覧。
  3. ^ a b c 血統情報:5代血統表|カフェオリンポス(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年9月11日閲覧。
  4. ^ カフェオリンポスの競走馬データ”. 競馬ラボ. 2017年9月11日閲覧。

外部リンク

Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!