オブザーヴァトリー (Observatory) はアメリカ合衆国で生産された競走馬・種牡馬。オブザーバトリーと表記される場合もある。
経歴
1999年(2歳)6月にランフランコ・デットーリが騎乗して競走馬デビュー戦を迎え、デビュー戦で初勝利を挙げた。その後重賞競走初挑戦となった9月のミルリーフステークス(G2)では4着となり、10月に条件戦を制して2勝目を挙げ、休養に入った。
休養を終えて、2000年(3歳)6月に復帰戦となった準重賞競走ではジミー・フォーチュンが騎乗して2着となり、続くジャージーステークス(G3)ではケヴィン・ダーレイが騎乗してレースを制し、重賞競走初勝利を挙げた。以降ダーレイがしばらく騎乗することになり、8月にはレノックスステークス(G3)を制し、続くセレブレーションマイル(G2)ではメディシアンに1馬身差で敗れて2着となったが、9月のG1競走初挑戦となったクイーンエリザベス2世ステークスでは、1番人気で2着となったジャイアンツコーズウェイから半馬身差で先着し、G1競走初勝利を挙げた[1]。しかしその後は休養に入った。
2001年(4歳)、休養を終えて古馬となっての初戦は5月にフランスへ遠征し、新たにリチャード・ヒューズを鞍上に迎えてイスパーン賞に出走した。レースでは2着となったハイトーリを短アタマ差で抑えG1競走2勝目を挙げた[2]。そして6月に引き続きヒューズが騎乗して出走したプリンスオブウェールズステークスでファンタスティックライトに敗れて4着となり、この競走を最後に競走馬を引退した。
種牡馬時代
5歳となった2002年よりハーリド・ビン・アブドゥッラーが所有するイギリスのバンステッドマナースタッドで種牡馬入りしている。
2008年にはアフリカンローズがスプリントカップを制して産駒がG1競走初勝利を挙げている。
主な産駒
母の父としての主な産駒
血統表
- 血統背景
- 半妹、High Praise(マルレ賞)
- 伯父(母の半兄)、Bucksplasher(種牡馬)
脚注
- ^ 鞍上のダーレイとゴスデン厩舎にとっても同競走初勝利となった。
- ^ 鞍上のヒューズとゴスデン厩舎にとっても同競走初勝利となった。
- ^ “プログノーシス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年3月12日閲覧。
外部リンク