ウラジオストク市電(ロシア語: Владивостокский трамвай)は、ロシア沿海地方ウラジオストクで運行している路面電車である。現在は6番系統のみ運行している。
歴史
1912年にウラジオストク駅 - ルゴヴァヤ電停間が開通したのが始まりである。当初の軌間は1,000 mmであったが、ソビエト連邦成立後の1934年に1,524 mmに改軌された。ソ連時代を通して延伸が続けられ、1991年には全長18.4 kmに達したが、2009年以降に廃止が進み、2020年現在は1路線が残るのみである(Google マップ)[2][3]。
路線
過去に運行されていた系統
- 1番系統:ウラジオストク駅 (Вокзал) - ルゴヴァヤ (Луговая ул.)
- 2番系統:ウラジオストク駅 (Вокзал) - ラボチャヤ (3-я Рабочая ул.)
- 3番系統:ルゴヴァヤ (Луговая ул.) - ラボチャヤ (3-я Рабочая ул.)
- 4番系統:サハリンスカヤ (Сахалинская ул.) - ウラジオストク駅 (Вокзал)
- 5番系統:ウラジオストク駅 (Вокзал) - ミンヌイ・ゴロドク (Минный городок)
- 7番系統:ウラジオストク駅 (Вокзал) - バリャエヴァ (ул. Баляева)
- 8番系統:ミンヌイ・ゴロドク (Минный городок) - ルゴヴァヤ (Луговая ул.)
- 9番系統:サハリンスカヤ (Сахалинская ул.) - ルゴヴァヤ (Луговая ул.)
- 10番系統:バリャエヴァ (ул. Баляева) - ラボチャヤ (3-я Рабочая ул.)
運賃
2018年現在、運賃は一律16ルーブルである。
車両
2023年現在、営業用車両は以下の16両が在籍している。2020年以降はモスクワ市電(モスクワ)からの車両譲渡による旧型車両の置き換えが進められている[3][5]。
形式
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写真
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両数
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備考・参考
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RVZ-6
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RVZ-6M2
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2両
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運用離脱中
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71-605
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71-605A
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3両
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71-608
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71-608K
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1両
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運用離脱中
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71-619
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71-619K
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8両
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71-619KS
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2両
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教習用設備を搭載
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脚注
注釈
出典