有限会社イアリンジャパン(イアリンジャパン、英: Eallin Japan Co., Ltd.)は、映像制作を行う日本の企業[1][6]。
チェコのプラハに本社をもつ映像制作会社「Eallin」と提携している[6][7]。
Eallin
Eallin(イアリン)はチェコのプラハを本拠地として、東京(日本)、ロンドン(イギリス)、ブラチスラバ(スロバキア)、ストックホルム(スウェーデン)の5か所にスタジオを展開する法人である[8][1][4]。起業当時は伝統的なチェコのコマ撮りアニメーションを制作していたが、市場のニーズと共にコンピューターグラフィックス、実写撮影技術などを取り入れ、現在では様々な映像技術をミックスした独自の映像表現を提供している[1][4]。 その発展のなかで市場をインドやロシア、日本などに拡大し、 現在ではイギリスを主なマーケットとして映像制作を行う[1]。日本の東京スタジオは主にアジア、オセアニア地域を担当している。
Eallin はサーミ語で「命」を意味する語である[1]、「命を吹き込む」の意が込められている[4]。
事業内容
コマーシャル映像、ミュージックビデオ、テレビグラフィック、企業プロモーションビデオなどの映像アニメーションコンテンツを手掛けている[1][6]。 映像ディレクターを中心とした提案型プロジェクトを主な業務とし、手描きアニメーション、2Dアニメーション、3Dアニメーション、モーショングラフィックス、プリントデザインを制作している[1]。
2022年には Wacom コネクテッド・インク2022 にて、無料VR展示およびパフォーマンスをVRChat上にて公開した[9]。IPブランド『GBXD』の枠組みで現在はDimension Girl 亜空間こねるのゲームの制作が進められている[9]
2023年3月には VRChat Inc. とオフィシャルパートナー契約を締結した[9]。これにより、イアリンジャパンはVRChatを利用した有料イベントの開催や配信などの、商用コンテンツの企画・制作が可能となった[9]。また、VRChatの制作メンバーとともにクリエイティブ・チーム『MIGIRI』を設立した[9]。
沿革
以下、イアリンとしてのものも含む。
代表作
KAMITSUBAKI STUDIOの花譜、理芽、V.W.Pなどのミュージックビデオやライブ演出に加え[9]、『Project:;COLD』、Instagram CM など様々な映像作品を制作している[9]。
亜空間こねる
次元少女 亜空間こねる(じげんしょうじょ あくうかんこねる)はイアリンジャパンのキャラクターである[5][11]。次元旅行が趣味で、たまたま新宿に住むことになった多次元宇宙生命体である女の子である[5][11]。他者を「受肉」することで次元を超えて観光をすることが出来る[11]。
イアリンジャパンのほかの仕事にはまったくかかわっていないディレクター HYPERSPACE がただ一人で制作している[5]。
2023年初夏の発売を目途にローグライト横スクロールアクションゲーム『DIMENTION GIRL -次元少女-亜空間こねる』が開発されている[11]。
ミュージックビデオ
コマーシャル映像
PV
ゲーム
その他
脚注
注釈
- ^ 映像ディレクターの川サキ(川サキケンジ)は KAMITSUBAKI STUDIO と業務提携し、KAMITSUBAKI CREATION にも所属している[16]。
- ^ 現在はKAMITSUBAKI STUDIOから卒業
- ^ 現在はKAMITSUBAKI STUDIOから卒業。休止中
出典
外部リンク