アマリ・クーパー Amari Cooper
2021年
バッファロー・ビルズ #2ポジション
ワイドレシーバー 生年月日
(1994-06-17 ) 1994年 6月17日 (30歳) 出身地
アメリカ合衆国 フロリダ州 マイアミ 身長:
6' 1" =約185.4cm 体重:
210 lb =約95.3kg 経歴 高校
マイアミ・ノースウェスタン高校 (フロリダ州マイアミ) 大学
アラバマ大学 NFLドラフト
2015年 / 1巡目全体4位 初出場年
2015年 初出場チーム
オークランド・レイダース 所属歴
受賞歴・記録
プロボウル選出 (4回)
2015・2016・2018・2019 NFL 通算成績 (2024年第13週終了時点)
レシーブ数
677回 レシーブ獲得ヤード
9,622ヤード レシーブ平均獲得ヤード
14.2 TDレシーブ
61回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR
アマリ・クーパー (Amari Cooper 、1994年 6月17日 - )は、アメリカ合衆国 フロリダ州 マイアミ 出身のアメリカンフットボール 選手である。ポジションはワイドレシーバー (WR)。NFL のAFC北地区 に所属するバッファロー・ビルズ に所属している。
経歴
プロ入りまで
高校3年次には、ケガでシーズンの大半を欠場したが、QBテディ・ブリッジウォーター のパスターゲットとして、16回のレシーブで175ヤードを獲得、4TDをあげた。4年次のシーズン前にアラバマ大学 のサマーキャンプに参加し、ニック・セイバン からリクルーティングを受けた。この年33回のレシーブで722ヤードを獲得、6TDをあげた。オーランド・センティネルには、フロリダ州の高校生で4番目に優れた選手と評価された。高校生のオールスターゲームに招待された彼は、75ヤードのTDレシーブ及び93ヤードのパントリターンTDをあげた。高校ではアメリカンフットボールの他にバスケットボール及び陸上競技も行った。
アラバマ大学 では1年次の2012年、先発9試合を含む全14試合に出場し、59回のレシーブで1000ヤード、11TDをあげた。11TDは、アル・ラリー が62年前に作った記録を破る大学記録であった。またレシーブ回数、レシーブ獲得ヤードはいずれもフリオ・ジョーンズ が作ったアラバマ大学の新人記録を破った。ジョージア大学 とのサウス・イースタン・カンファレンス 選手権では、8回のレシーブで128ヤード、1TDをあげ、チームは32-28で勝利した。ノートルダム大学 とのBCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲーム ではチームトップの105ヤードを獲得、2TDをあげて、42-14の勝利に貢献した。この年フレッシュマンのオールアメリカンに選ばれた。
2年次の2013年、怪我のため2試合を欠場、7試合の先発を含む12試合に出場し、45回のレシーブで736ヤード、4TDをあげた。オーバーン大学 とのアイアンボウル では、6回のレシーブで178ヤードを獲得、A・J・マキャロン から受けた99ヤードのTDレシーブは大学記録となった。オクラホマ大学 とのシュガーボウル では9回のレシーブで121ヤードを獲得、チームは31-45で敗れた。
3年次の2014年には、テネシー大学 戦で1試合での大学記録を更新する224ヤードを獲得した。その後、オーバーン大学戦でも224ヤードを獲得した。この年124回のレシーブで1727ヤードを獲得、16TDといずれも大学記録を更新した。124レシーブはカンファレンス記録でもあった。通算228レシーブ、3463ヤード、31TDはいずれも大学記録となった。ハイズマン賞 のファイナリストになった彼は、マーカス・マリオタ 、メルビン・ゴードン に次ぐ3位となり、カレッジの最優秀レシーバーに贈られるフレッド・ビレトニコフ賞 を受賞、オールアメリカンに選ばれた。大学4年次でのプレーはせず、2015年のNFLドラフトにアーリーエントリーを行った。
カレッジフットボール で栄誉のある、ビレトニコフ賞 を全会一致で受賞した。
プロ入り後
2015年 のNFLドラフト では1巡全体4位でオークランド・レイダース から指名されて入団した。当初背番号19をつけたが、ジェームズ・ジョーンズ が解雇された後、89番をつけるようになった。9月13日のシンシナティ・ベンガルズ との開幕戦で初出場、5回のレシーブで47ヤードを獲得した。第2週のボルチモア・レイブンズ 戦で109ヤードを獲得、デレック・カー からの68ヤードのパスがプロ初のTDレシーブとなった。第3週のクリーブランド・ブラウンズ 戦でレイダースの新人記録となる8回のレシーブで134ヤードを獲得、2005年 のランディ・モス 以来となる2試合連続で100ヤード以上を記録した。11月8日のピッツバーグ・スティーラーズ 戦でティム・ブラウン が持っていたチームの新人記録である43レシーブを更新した。12月20日の試合でレイダースの新人として初めて1000ヤード以上のレシーブをあげた選手となった。レイダースで1000ヤード以上を獲得したレシーバーが出たのも2005年のランディ・モス以来であった。5試合での100ヤード以上獲得及び72回のレシーブはいずれもチームの新人記録となった。12月22日、チームメートのデレック・カー、ラタビアス・マレー とともにプロボウル の補欠となり、ブランドン・マーシャル の代役として出場した。
2016年 、ニューオーリンズ・セインツ との開幕戦で6回のレシーブで137ヤードを獲得、35-34の勝利に貢献した。第5週のサンディエゴ・チャージャーズ 戦では6回のレシーブで138ヤード、1TDをあげ、34-31の勝利に貢献した。第8週のタンパベイ・バッカニアーズ 戦で自己ベストとなる12回のレシーブで173ヤード、1TDをあげ、30-24でのオーバータイムの末の勝利に貢献した。この年83回のレシーブで1153ヤード、5TDをあげ、2度目のプロボウルに選ばれた。またNFL Top 100 Players of 2017 の53位に選ばれた。
2017年
2017年 、テネシー・タイタンズ との開幕戦で13回パスターゲットとなったが、5回のレシーブで62ヤード、1TDにとどまった。第2週の試合では33ヤード、その後3試合連続で10ヤード未満の獲得に終わった。第7週のカンザスシティ・チーフス 戦で11回のレシーブで自己ベストの210ヤード、2TDをあげて、AFC の週間最優秀攻撃選手に選ばれた。レイダースの選手が200ヤード以上レシーブであげたのは、1965年 以来であった。第16週のフィラデルフィア・イーグルス 戦で63ヤードのTDレシーブを含む3回のレシーブで66ヤードを獲得した。最終週のロサンゼルス・チャージャーズ 戦では87ヤードのTDレシーブを含む3回のレシーブで115ヤードを獲得した。シーズン終了後、シーズン途中に足首の怪我が原因で満足いくプレーができなかったことを明らかにした。この年48回のレシーブで680ヤード獲得に留まる一方で7TDをあげた。
2018年 4月22日、レイダースは5年目のオプション契約を行使した。延長にもつれた第4週のクリーブランド・ブラウンズ 戦では8回のレシーブで128ヤード、1TDをあげた。ロンドン で行われた第6週のシアトル・シーホークス 戦で脳震盪 を起こした。
10月22日、翌年のドラフト1巡指名権とのトレードでダラス・カウボーイズ にトレードされた(レイダースは、2019年のドラフトで全体27位でジョナサン・エイブラム を指名した。)。11月5日のテネシー・タイタンズ 戦ではチームトップの5回のレシーブをあげて58ヤードを獲得したがチームは敗れた。サンクスギビングデー に行われたワシントン・レッドスキンズ 戦で8回のレシーブで180ヤードを獲得、90ヤードのTDを含む2TDをあげた。この週の活躍でNFC の週間最優秀攻撃選手に選ばれた。第14週のフィラデルフィア・イーグルス 戦では10回のレシーブで自己ベストとなる217ヤード、3TDをあげ、この週も最優秀攻撃選手に選ばれた。
チームは10勝6敗でNFC東地区 優勝を果たし、プレーオフに第4シードで進出した。シアトル・シーホークス とのワイルドカードプレーオフでは、7回のレシーブで106ヤードを獲得チームは勝利した。ロサンゼルス・ラムズ とのディビジョナルプレーオフでは6回のレシーブで65ヤードを獲得、1TDをあげたがチームは敗れた。2019年1月21日、怪我をしたマイケル・トーマス に代わってプロボウルに選ばれた。この年レイダースとカウボーイズで合計15試合に出場、75回のレシーブで1005ヤードを獲得、7TDをあげた。
2019年 、ニューヨーク・ジャイアンツ との開幕戦で6回のレシーブで106ヤード、1TDをあげた。2週間後のマイアミ・ドルフィンズ 戦では、6回のレシーブで88ヤードを獲得、2TDをあげた。第5週のグリーンベイ・パッカーズ 戦では11回のレシーブで自己ベストの226ヤードを獲得、1TDをあげたがチームは24-34で敗れた。第6週のニューヨーク・ジェッツ 戦では太もも を負傷し、1回のレシーブで3ヤードを獲得したのみで退いた。翌週のフィラデルフィア・イーグルス戦で5回のレシーブで106ヤードを獲得した。バイウィークをはさんだニューヨーク・ジャイアンツ戦では4回のレシーブで80ヤード、第4Qに45ヤードのTDレシーブをあげて勝利に貢献した。第10週のミネソタ・バイキングス 戦では11回のレシーブで147ヤード、1TDをあげた。第13週のシカゴ・ベアーズ とのサーズデイナイトゲームでは、6回のレシーブで83ヤード、1TDをあげて、この年もレシーブ1000ヤードを達成した。この年全16試合で先発し、79回のレシーブで自己ベストの1189ヤード、8TDをあげた。
2022年 3月12日、クリーブランド・ブラウンズ が2022年のドラフト 5巡目指名権の譲渡、6巡目の指名順の交換しトレードされた[ 1] 。
2024年10月15日、バッファロー・ビルズ にトレードで移籍した[ 2] 。サンフランシスコ・49ers 戦でパスを受けた彼はジョシュ・アレン にラテラルパスを行い、アレンがタッチダウンをあげた[ 3] 。
詳細情報
年度別成績
レギュラーシーズン
年度
チーム
背 番 号
試合
レシーブ
ラン
ファンブル
出場
先発
回数
獲得ヤード
平均 獲得 ヤード
最長 ヤード
TD
回数
獲得 ヤード
平均 獲得 ヤード
最長 ヤード
TD
ファン ブル数
ロスト
2015
OAK
89
16
15
72
1,070
14.9
68T
6
3
-3
-1.0
2
0
1
1
2016
16
14
83
1,153
13.9
64T
5
1
0
0
0
0
2
0
2017
14
12
48
680
14.2
87T
7
1
4
4.0
4
0
1
0
2018
6
6
22
280
12.7
36
1
1
9
9.0
9
0
0
0
DAL
19
9
9
53
725
13.7
90T
6
1
11
11.0
11
0
2
2
'18計
15
15
75
1,005
13.4
90T
7
2
20
10.0
11
0
2
2
2019
16
16
79
1,189
15.1
53T
8
1
6
6.0
6
0
0
0
2020
16
15
92
1,114
12.1
69
5
6
14
2.3
10
0
0
0
2021
15
14
68
865
12.7
41
8
0
0
0.0
0
0
1
0
2022
CLE
2
17
17
78
1,160
14.9
55
9
0
0
0.0
0
0
0
0
NFL :8年
125
118
595
8,236
13.8
90T
55
14
41
2.9
11
0
7
3
ポストシーズン
年度
チーム
試合
レシーブ
ラン
ファンブル
出場
先発
回数
獲得ヤード
平均 獲得 ヤード
最長 ヤード
TD
回数
獲得 ヤード
平均 獲得 ヤード
最長 ヤード
TD
ファン ブル数
ロスト
2016
OAK
1
1
2
10
5.0
9
0
1
0
0
0
0
0
0
2018
DAL
2
2
13
171
13.2
34
1
0
0
0
0
0
1
0
2021
1
1
6
64
10.7
20T
1
0
0
0.0
0
0
1
0
計
4
4
21
245
11.7
34
2
1
0
0.0
0
0
2
0
脚注
外部リンク
クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
オフェンシブライン
ディフェンシブライン
ラインバッカー
ディフェンスバック
スペシャルチーム