やはぎ(ローマ字:JS Yahagi, FFM-5)は、海上自衛隊の護衛艦。もがみ型護衛艦の5番艦。艦名は長野、岐阜、愛知3県を流れる「矢作川」に由来する[1]。艦名は海上自衛隊内での募集検討を経て、岸信夫防衛相が決定した[1]。
この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の筑摩型防護巡洋艦「矢矧」、阿賀野型「矢矧」に続き3代目にあたる(漢字が違うが、旧海軍の「矢矧」は、矢作川の旧称をあてている)。
本記事は、本艦の艦歴について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはもがみ型護衛艦を参照されたい。
艦歴
中期防衛力整備計画に基づく令和2年度計画護衛艦として、三菱重工業に発注され、2021年6月24日に三菱重工業長崎造船所で起工[2]、2022年6月23日に「やはぎ」と命名され、進水した[1]。艤装工事と海上公試を受けた後、2024年5月21日に就役し[3][注釈 1]、護衛艦隊直轄第14護衛隊に編入され、舞鶴基地に配備された[5]。
「もがみ型」は日本周辺で増大する平時の警戒監視活動のほか、増大する平時の警戒監視活動に対応する省人性に加え、対潜戦、対空戦、対水上戦、機雷戦など多機能性を有していることが最大の特徴である[1]。
歴代艦長
進水時点では、クルー制導入のため艤装員長は決められなかった。
歴代艦長(特記ない限り2等海佐)
代 |
氏名 |
在任期間 |
出身校・期 |
前職 |
後職 |
備考
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1 |
田村真禎 |
2024.5.21 - |
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ギャラリー
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「やはぎ」の進水式の様子。
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三菱重工業長崎造船所で艤装中の「やはぎ」
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就役後、三菱重工長崎造船所を後にする「やはぎ」
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脚注
注釈
- ^ 当初2023年12月に引渡し予定であったが、官給品の納入遅延により延期されていた[4]。
出典
外部リンク