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けら えいこ(女性、1962年〈昭和37年〉12月2日 - )は、日本の漫画家。東京都出身[注 1]。東京都立井草高等学校、早稲田大学第二文学部卒業[2]。
高校時代の自らの家族をモデルに日常生活をつづった『あたしンち』を読売新聞日曜版に発表。人気作品となりアニメ化・映画化されたことで一挙に著名となった。
ペンネームのけらえいこは、旧姓の「蝼川内(けらかわうち)」にちなむ「けらちゃん」の愛称で呼ばれていたことに由来する[3]。「蝼川内」は大分県下毛郡本耶馬渓町(現中津市)東屋形を発祥とする稀少姓である。
来歴・人物
1987年、「ヤングサンデー」(小学館)に掲載の『3色みかん』でデビュー。
同年、早稲田大学時代のサークル、早稲田大学漫画研究会先輩であった現在の夫・上田信治(元漫画編集者、俳人)と結婚。後にメディアファクトリーから、本人達の結婚からその後の生活についてのセミドキュメンタリー漫画『セキララ結婚生活』『たたかうお嫁さま』などが出版された。
『あたしンち』連載前は、性的な事柄をストレートに描いた下ネタ漫画を多数発表し「女の子エッチ漫画家」として売り出されていた。それらの多くは『まったく若奥様って奴ぁ!』(光文社)に多数収録されている。
1994年、読売新聞日曜版で『あたしンち』の連載が開始。高校生だったころの自らと父母、弟からなる核家族の日常を描いた内容。書評家の山村修は長谷川町子の『サザエさん』と比較し、「世が世なら立派な国民マンガである」と評した。
1995年、『たたかうお嫁さま』が日本テレビ系列でテレビドラマ化された(主演は松本明子)。
1996年、『あたしンち』で第42回文藝春秋漫画賞を受賞した(同時受賞は早大漫研で先輩だったやくみつるである)。また、『あたしンち』は2002年にテレビ朝日系列でテレビアニメ化され、2009年まで放送された。2003年には東映系でアニメとして映画化された。2010年には3D映画化された。2015年にはアニマックスで再びアニメ化され2016年まで放送された。
都立井草高校漫研の同期に『こっちむいて!みい子』の作者おのえりこ、早稲田大学のサークルの先輩にラズウェル細木、後輩に現代洋子がいる。
埼玉西武ライオンズのファン[4]。
作品リスト
脚注
注釈
出典
外部リンク