『おかしなおかしな石器人』(おかしなおかしなせっきじん、Caveman)は、1981年にユナイテッド・アーティスツが製作した特撮コメディ映画である。原始的な人類と恐竜や古生物が共存する架空世界を舞台に、前傾姿勢から直立姿勢への進化、火の発見、音楽の創造、武器の発明をコミカルに描いている。主演は元ビートルズのドラマーであるリンゴ・スターが務める。
作中に登場する、飛び出した眼を持ち、鼻先に角を生やした大トカゲは、脚本家の想定ではトリケラトプスであった。しかし脚本家はトリケラトプスという名前を知らなかったため、脚本に「角トカゲ」と記した。これを文字通りに受け取ってモデル製作を行った結果、ユーモラスなクリーチャーの造形が誕生した。
吹き替え版では台詞にアドリブが多用されている。
ストーリー
主人公のアトゥークは、彼をいじめていた族長・トンダの妻・ラナに手を出そうとしたことがバレたため、部族を追放される。なんとか生き抜く中で、同様に追放された友人・ラーやアトゥークを慕う女性・タラなど、多くの仲間を集めて、直立歩行や火など様々な発見を遂げていく。しかし、族長トンダが率いる部族と衝突した際に、それらの進化を模倣されてしまう。その後武器を発明したアトゥークらは、再び集落へ舞い戻り族長トンダに挑む。
キャスト
スタッフ
- 監督:カール・ゴットリーブ(英語版)
- 製作:ローレンス・ターマン、デヴィッド・フォスター
- 脚本:カール・ゴットリーブ、ルディ・デルカ
- 撮影:アラン・ヒューム
- 編集:ジーン・ファウラー・ジュニア
- 音楽:ラロ・シフリン
- プロダクションデザイン:フィリップ・M・ジェフリーズ
- 恐竜&特殊効果デザイナー:ジム・ダンフォース
- 視覚効果スーパーバイザー:デイヴ・アレン
- 特殊効果スーパーバイザー:ロイ・アルボガスト
脚注
外部リンク