『霧の中の虎』(A Tiger Walks)は1964年のアメリカ合衆国の映画。出演はブライアン・キースなど。1960年発表の同名小説に基づき、サーカスから逃げ出したトラを巡る人間模様を描いた作品。
ストーリー
ある日、静かな田舎町スコシアに来たサーカスのトラックから、虎が逃げ出してしまう。
保安官のウィリアムズが捜索を開始した矢先、サーカスの動物係が虎に襲われて死んでしまう。
マスコミが町に詰めかけ、住民たちが恐怖におびえる中、ウィリアムズの一人娘であるジュリーは、虎を射殺せず生け捕りにしてほしいと父に頼み込む。
そのころ、この騒ぎの解決を選挙で勝つ材料にしたい知事は州兵を動員するも、その一人が虎と間違えて発砲するという騒ぎが起きただけであり、なかなか解決には結びつかなかった。
やがて、ジュリーの願いがテレビで報じられたことにより、「虎を生け捕りにせよ」という考えが全国的なものとなる。そこでウィリアムズは麻酔銃を使うことを思いつき、最終的に州兵の協力で虎を麻酔で眠らせることに成功した。
キャスト
スタッフ
出典
- ^ "Big Rental Pictures of 1964", Variety, 6 January 1965 p 39. The figure is for rentals accruing to distributors, not total gross.
- ^ 公開の数ヶ月前に死去したため、本作が最後の映画出演作となった。
外部リンク