『赤い崖』(あかいがけ、A Kiss Before Dying)は、1956年のアメリカ合衆国のサイコスリラー映画。
ガード・オズワルド(英語版)の監督デビュー作で[1]、出演はロバート・ワグナーとジェフリー・ハンターなど。
原作はアイラ・レヴィンの1953年の長編ミステリー小説『死の接吻』。
同原作の映画化作品としては他にマット・ディロン主演の『死の接吻』(1991年)がある。
フィルム・ノワールとしては珍しいカラー映画である。
ストーリー
富豪の娘ドロシーと付き合っている野心家の青年バドは、彼女から妊娠を知らされると自殺に見せかけて殺す。しかし、ドロシーの自殺に疑いを抱いた姉エレンは大学講師のゴードンの協力の下、真相を調べ始める。
原作との違い
- 富豪の長女マリオン(エレンとドロシーの姉)が登場せず、エレンが長女となっている。
- 犯人が最初から明らかになっており、ミステリーの要素がなくなっている。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
※日本語吹替:初回放送1970年9月14日『月曜ロードショー』
製作
1953年の時点で20世紀フォックスが原作の映画化権を購入し、主演に同社契約のロバート・ワグナーの起用が検討されていた。その後、クラウン・プロダクションズに製作が移ると、監督としてロバート・パリッシュが検討されていたが、最終的に初監督となるガード・オズワルド(英語版)に決まり、20世紀フォックスからワグナーとジョアン・ウッドワード、ジェフリー・ハンターが貸し出される形になった[1]。
作品の評価
Rotten Tomatoesによれば、10件の評論の全てが高評価で、平均点は10点満点中6.6点となっている[2]。
出典
外部リンク