第19軍 (ドイツ軍)(独Deutsche 19. Armee)は第二次世界大戦時のドイツ軍の部隊である。
歴史
1943年、第19軍はナチス・ドイツ占領下のフランス南部でフェルバー戦闘団(Armeegruppe Felber、第LXXXIII軍団)を主幹として編成され、連合軍によるフランス南部上陸を防ぐことを主任務に、ヴォージュ山脈、アルザス、バーデン、ヴュルテンベルクの防衛を担当した。第19軍は1945年1月から2月にかけて、コルマールの戦いで撃破された。
1945年前半、ドイツ第19軍の所属部隊は国民突撃兵と急遽仕立て上げられた部隊のみで、対する連合軍のフランス第1軍からの攻撃を防ぐのは不可能であった。フランス軍の装甲部隊の攻撃のために、第19軍はバーデン、シュヴァルツヴァルト、ヴュルテンベルクで分散され、1945年4月、シュトゥットガルト、ミュンジンゲン(英語版)で撃破された第19軍の残存兵は1945年5月8日、降伏した。正式な降伏はアメリカ第VI軍団司令官エドワード・H・ブルックス(英語版)少将が受け入れた。
司令官
文献
- Tessin, Georg (1976). "Verbände und Truppen der deutschen Wehrmacht und Waffen-SS im Zweiten Weltkrieg 1939-1945" (Volume IV), Biblio Verlag, Osnabrück. ISBN 3-7648-1083-1.