石座神社(いわくらじんじゃ[1])は、愛知県岡崎市石原町にある神社。
概要
主祭神は火明之命。1930年(昭和5年)1月16日に拝殿、幣殿、渡殿が改築された[2]。
神事
宮崎神社の神事「オトウダイコン」の1週間後に、神迎え神事「アマザケトウ」が行われる。「シロジロ」と呼ばれる粢(しとぎ)と大根で作った船に白神酒(甘酒)を入れた神饌を神社の六座社に供える神事である。神事の際に甘酒を献じる当屋をアマザケトウと称し、毎年4名がクジで選出される。選出されたアマザケトウは神事前日におこもりをする。当日早朝に境内脇の室合地川(むろごうちがわ)で禊を行った後、神事に臨む[1][3]。
祭事
秋に例大祭が行われる。神輿の渡御に合わせて盛大にお練り行列が行われる。お練り行列は半日かけて神社と岡崎市立宮崎小学校を往復する。祭典部による打囃子や想野によるササオドリも加わり、賑やかに渡御が進行する。また、金的奉納の祭礼弓も行われる。
例大祭は古来より祇園祭として8月19日に行われていたが、養蚕業が当地で盛んな折に10月18日へと変更され、現在では10月の第3土・日曜日に行われている[4]。
脚注
- ^ a b “第2章07 額田地区の山里のくらしにみる歴史的風致” (PDF). 岡崎市歴史的風致維持向上計画. 岡崎市. 2022年6月3日閲覧。
- ^ 『新編 岡崎市史 額田資料編 Ⅰ 文化財・考古・中世城館』岡崎市役所、2010年3月31日、223-225頁。
- ^ 『新編 岡崎市史 額田資料編 Ⅲ 民俗』岡崎市役所、2011年3月31日、54-58頁。
- ^ 『新編 岡崎市史 額田資料編 Ⅲ 民俗』岡崎市役所、2011年3月31日、61-65頁。
参考文献
関連項目