氷川神社(ひかわじんじゃ)は、東京都世田谷区の神社。近隣の喜多見氷川神社・大蔵氷川神社とともに「三所明神社」を称している。
歴史
創建年代は不明である。ただ少なくとも江戸時代には既に存在していたものと推測される。宇奈根村の鎮守であり、観音寺が別当寺であった[1]。
国学者で歌人の橘千蔭は当社に参拝し、次の歌を詠んでいる[1]。
うしことの うなねつきぬき さきくあれど うしはく神に ぬさ奉る
1945年(昭和20年)の空襲で社殿を焼失したが、1962年(昭和37年)に再建している[1]。
現在の社殿は、1999年(平成11年)に新築したものである[2]。
交通アクセス
ギャラリー
分社
多摩川対岸の神奈川県川崎市高津区宇奈根には、当神社から分祀された氷川神社(川崎宇奈根氷川神社などと呼称)がある。
脚注
- ^ a b c 『せたがや社寺と史跡(その二)』世田谷区教育委員会、1969年、14p
- ^ 宇奈根氷川神社喜多見氷川神社
参考文献
- 『せたがや社寺と史跡(その二)』世田谷区教育委員会、1969年