樹下神社(じゅげじんじゃ)は、滋賀県大津市北小松に鎮座する神社である。同名の神社が大津市木戸、大津市山中町など滋賀県内に多数存在する。
祭神
歴史
創祀年代は不詳であるが、天元5年(982年)に佐々木成頼により日吉十禅師(現日吉大社摂社樹下宮)を勧請したのに創まるとの伝えがある。以来、近江国守護佐々木氏の崇敬を受け、社頭は発展した。元亀の争乱時(16世紀後葉)に、織田信長軍により壊滅的な打撃を受けたが、続く天正年間に規模は小さくなったが再建された。明治3年(1870年)に十禅師社と称していた社号を、樹下神社に改めた。明治9年には村社に列し、同41年には神饌幣帛料供進社に指定された。
神紋
丸桔梗
祭事
社家
社家は伊藤氏。伊藤氏は佐々木流六角氏の被官であり、伝えによると寛喜2年(1230年)に神官になったという。また、祭祀は中世より、神官と宮座12座により執り行われている。
境内社
文化財等
- 樹下神社古墳群
- 大般若経600巻
- 16善神絵像
- 佐々木宝塔
外部リンク