新町(しんまち)は、大阪府池田市にある地名である[3]。丁目をもたない単独町名である[3]。郵便番号は 563-0050 である[5]。当地域の人口は、2017年12月末時点で 544 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[3]。面積は、2018年3月末時点で 0.077 平方キロメートルである(池田市市長公室広聴文書課の資料による)[3]。
地理
池田市の西端部に位置する[6]。北は、木部町と接しており、東は、綾羽一丁目、二丁目と接している。南は、栄本町、西本町と接しており、西は、兵庫県川西市と接している。当地域の西端を猪名川が南流しており、川西市との間に中橋が架橋されている。当地域のほぼ中央を、国道173号が縦断している。当地域の南半分は、主に商業地域となっている。当地域は、池田市立池田小学校および池田市立池田中学校の校区に含まれる[8]。
歴史
1925年(大正14年)、池田実業銀行本店(現在のいけだピアまるセンター)が完成される[9]。1929年(昭和4年)頃、中橋が架橋される。1941年(昭和16年)、新町通が車両用道路として整備される[11]。1944年(昭和19年)4月1日、町域の変更が行われ、南新町、柳屋町、大西町の一部が新町通一丁目に、元新町、南新町の一部が新町通二丁目に、淵ヶ上、平井、北新町の全域、小坂前、元新町の一部が新町通三丁目に変更される。新町および木部町の猪名川河岸には遊泳場があり、1949年(昭和24年)には、池田市営猪名川遊泳場条例が制定されている[13]。
1951年(昭和26年)、新町通商店会が結成される。1962年(昭和37年)8月、池田市立図書館が旧住友銀行池田支店跡[注釈 1]の建物(現在のいけだピアまるセンター)に開設される。1968年(昭和43年)、勤労者センターが開設される。1970年(昭和45年)3月1日、新町通一丁目から三丁目および綾羽町一丁目から三丁目、西本町、槻木町の各一部が、新町となる。
1975年(昭和50年)4月、池田会館が開館される。1981年(昭和56年)、青少年指導センターおよび教育研究所が2番14号の池田市立図書館跡(現在のいけだピアまるセンター)で業務を開始する[21]。1982年(昭和57年)3月27日、伝承「唐船が淵」が市の指定文化財(史跡)に指定される[22]。2000年(平成12年)、いけだピアまるセンターが開設される[23]。2004年(平成16年)6月9日、いけだピアまるセンターが、国の登録有形文化財に登録される[22]。同年10月18日、猪名川政右衞門の碑が市の指定文化財(史跡)に指定される
[22]。
施設
脚注
注釈
出典
参考文献
- 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4。
- 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。
- 池田の町並み復元グループ(編集)『昭和初期の池田 町並みを復元して』池田の町並み復元グループ、1995年11月10日。
- 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。