『悲劇オセロー』(ひげきオセロー、イタリア語: Otello)は、1906年製作・公開、チネス製作・配給による、イタリアの短篇サイレント映画である。
略歴・概要
本作は、1887年初演のジュゼッペ・ヴェルディのオペラ『オテロ』、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『オセロー』の両方を原作としている。
マリオ・カゼリニが監督し、イアーゴー役で出演もしており、妻のマリア・カゼリニ・ガスペリニに対立する役柄を演じている。本作は、イタリアでは1906年10月30日に公開されており、これは『オセロー』の最初の映画化であるとされる[1]。
日本では、フランスやイギリスと同時期である1908年(明治41年)2月14日、京都の映画商社横田商会の配給により、『悲劇オセロー』のタイトルで、東京・神田の映画専門館錦輝館において公開された[2]。アメリカ合衆国では、同年同月29日に公開されている[1]。
本作の上映用プリントの現存・非現存については不明である[1]。
スタッフ・作品データ
キャスト
関連項目
註
外部リンク