大山神社(おおやまじんじゃ)は、埼玉県白岡市の神社。
歴史
安土桃山時代に創建された。菖蒲城の城主佐々木秀綱(南北朝時代の佐々木道誉の子で守護大名の同名の人物とは別人)が諏訪神社と八幡神社の両社を祀ったものという。近くの正泉寺が別当寺であった。佐々木氏の没落後、神社が荒れたため、当地を所領としていた旗本の天野康寛が社殿等を整備をしている[1][2]。
1873年(明治6年)、近代社格制度に基づく「村社」に列せられた。1944年(昭和19年)、当時の大山村にちなみ、「大山神社」に改称された。しかし、大山村は1954年(昭和29年)に分村合併し、地名自体が消滅したことから、「大山神社」という名称の定着は今一つであり、白岡市や白岡市観光協会でも当社を「柴山諏訪八幡神社」として紹介している[3][2]。
文化財
- 柴山諏訪八幡神社の奉納絵馬(白岡市指定文化財 昭和55年11月1日指定)[3]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉』埼玉県神社庁、1998年