国民議会(こくみんぎかい、テトゥン語: Parlamentu Nasionál, ポルトガル語: Parlamento Nacional)は、東ティモール共和国の一院制議会。独立とともにそれまで国連統治下での「制憲議会」から移行して発足した。
概要
- 設置年:2002年
- 任期:5年(解散あり)
- 定数:65議席
- 選挙制度:拘束名簿式比例代表制
最新の国会選挙
選挙の詳細は2023年東ティモール国民議会選挙(英語版)を参照。
2018年国民議会選挙
選挙の詳細は2018年東ティモール国民議会選挙(英語版)を参照。
2017年に選挙が行われ、東ティモール独立革命戦線(フレティリン)が第1党となったが、書記長のマリ・アルカティリが東ティモール再建国民会議のシャナナ・グスマンとの約束を破り首相となった。そのため、東ティモール再建国民会議と連立を組むことが出来なくなり、更には、他の政党とも組めなかったため、少数与党として政権運営をせざるを得ない状況となった。
その後、約束を破った影響によりシャナナ・グスマンの協力が得られず、野党が徹底抗戦したため、政府提出の法案二本がブロックされ、予算の成立も見込めない状況へと陥ってしまう。行政運営が行き詰まった状況を打開するために、2018年に選挙が行われた[1]。
選挙の結果、変化と進歩のための同盟(東ティモール再建国民会議・人民解放党・クンツの3党連合)が第1党となり、全議席の半分以上を獲得し、東ティモール再建国民会議は、与党へと返り咲いた。
2017年国民議会選挙
選挙の詳細は2017年東ティモール国民議会選挙(英語版)を参照。
2012年国民議会選挙
選挙の詳細は2012年東ティモール国民議会選挙を参照。
2012年7月の国民議会選挙の結果、シャナナ・グスマン首相が率いる与党CNRTが65議席中30議席を獲得して第1党となり、選挙前の第1党であったフレティリンは25議席で第2党に後退した。この他に民主党が8議席、フレティリンから離党した勢力が結成したフレンティ・ムダンサは2議席を獲得した。CNRTのみでは過半数には達しなかったため、民主党とフレンティ・ムダンサを加えた3党による連立政権を8月8日に発足させ、グスマンは首相2期目を務めることになった[2]。
2007年国民議会選挙
2007年6月の議会選挙でフレティリンは、前大統領シャナナ・グスマンが東ティモール再建国民会議(CNRT)を結成して選挙に挑んだ為、65議席中21議席と大幅に議席を減らしてしまった。かろうじて第1党となるも、グスマン率いる、CNRTに18議席をとされた。ジョゼ・ラモス=ホルタ大統領は挙国一致内閣の構想を唱えるも、フレティリンの賛同を得ず、グスマンを首班に野党連合(CNRT、ASDT、PSD、PD)による組閣を行った。フレティリンは第1党から首相を選出するという東ティモール憲法に違反すると異を唱えているが、議会は正常に機能している。
第2期国民議会の党派別議席数
党派
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男性
|
女性
|
合計
|
東ティモール独立革命戦線 FRETILIN
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16
|
5
|
21
|
東ティモール再建国民会議 CNRT
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11
|
7
|
18
|
民主党 PD
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6
|
2
|
8
|
社会民主党 PSD
|
3
|
3
|
6
|
ティモール社会民主協会 ASDT
|
4
|
1
|
5
|
国民統一党 PUN
|
1
|
1
|
2
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ティモール民族抵抗民主国民連帯党 UNDERTIM
|
2
|
0
|
2
|
ティモール闘士連合 KOTA
|
1
|
|
1
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ティモール大衆党 PPT
|
1
|
0
|
1
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無所属 Independente
|
1
|
|
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46
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19
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65
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- 出典:Deputados e Bancadas Parlamentares.東ティモール国民議会ホームページ(2012年3月17日閲覧)
脚注
出典
関連項目
参考・外部リンク