医王寺(いおうじ)は、静岡県島田市にある曹洞宗の寺院。なお、当寺の約6キロメートル東南東の同市船木に同名の寺がある。そちらの寺も曹洞宗である。
歴史
平安時代、弘法大師空海によって開山された。空海が当地に立ち寄った際、薬師如来の霊告を受けて、自ら薬師如来像を彫り、それを安置する堂を設けたのが当寺の起源である[1]。
その後、1596年(慶長元年)に真言宗から曹洞宗に転宗した[1]。
当寺の薬師堂の天井画は静岡県の文化財に指定されている。渡辺崋山の弟子の永村茜山によって描かれた[2]。
文化財
- 医王寺薬師堂天井画 雲龍図1面、天女図4面、花卉図50面(静岡県指定有形文化財 昭和58年2月25日指定)[3]
- 医王寺薬師堂(静岡県指定有形文化財 昭和61年12月5日指定)[4]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 静岡県日本史教育研究会 編『静岡県の歴史散歩(歴史散歩22)』山川出版社、2006年