北関東ダービー
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この項目では、サッカーにおける北関東ダービーについて説明しています。
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北関東ダービー(きたかんとうダービー)は、茨城県・栃木県・群馬県の北関東3県にホームタウンを置く日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するサッカークラブによって行われるダービーマッチである。当初は水戸ホーリーホックとザスパクサツ群馬の試合の呼び名として使われ、2009年以降、栃木SCも加わった。さらに、2025年以降は栃木シティFCも加わった。
概要
北関東では水戸が2000年にJ2に昇格。それから遅れること5年、草津(現・群馬)が昇格し、北関東ダービーが始まった。2009年に栃木が昇格。北関東3県にJクラブが揃い踏みし、北関東勢揃いのダービーマッチが実現した。*[1]
各クラブ協力の下、集客を増やし試合を盛り上げるために様々な企画がなされている。
- ハーフタイムにはクラブマスコットよるミニゲームイベントがある。2011年までは栃木にクラブマスコットがいなかったため、イベントは水戸(ホーリーくん)と草津(湯友(ゆうと)くん)の直接対決に限られていた。2011年7月に栃木のクラブマスコット(トッキー)が誕生したことで、2012年からは3クラブのマスコットが勢揃いでイベントを行うようになった。この他、各県のマスコット(ハッスル黄門-茨城、ぐんまちゃん-群馬、とちまる-栃木)も顔を出す。
- 各チームのマッチデープログラムには表紙に「北関東ダービー第○レグ」と表記がされている(○には第1クールでの対戦では1と書かれている)。
- 2011年10月25日から12月4日にかけて、水戸ホーリーホックを擁する水戸市立内原図書館、栃木SCを擁する宇都宮市立東図書館、ザスパ草津を擁する草津町立図書館(現・草津町立温泉図書館)の3館が連携して「図書館で北関東ダービー!?」という企画が行われた[2]。この企画ではそれぞれの市町の歴史や文化について書かれた本を紹介するコーナーが設けられ、観光パンフレットなども置かれた[2]。
ホームスタジアム
戦績
水戸vs群馬(草津)
■水戸ホーリーホック:18勝15分10敗
■ザスパクサツ群馬:10勝15分18敗
年 |
月日 |
時期 |
会場 |
ホーム |
得点 |
アウェイ |
観客数
|
2005年 |
4月16日 |
J2 |
第7節 |
笠松 |
水戸 |
1-0 |
草津 |
4,419
|
6月4日 |
第15節 |
群馬サ |
草津 |
1-1 |
水戸 |
2,724
|
8月13日 |
第26節 |
笠松 |
水戸 |
1-1 |
草津 |
5,438
|
10月1日 |
第34節 |
群馬陸 |
草津 |
0-0 |
水戸 |
3,188
|
2006年 |
5月3日 |
第13節 |
草津 |
1-0 |
水戸 |
3,926
|
6月21日 |
第23節 |
笠松 |
水戸 |
2-1 |
草津 |
1,019
|
9月2日 |
第37節 |
群馬陸 |
草津 |
3-1 |
水戸 |
4,426
|
11月26日 |
第51節 |
笠松 |
水戸 |
1-1 |
草津 |
3,116
|
2007年 |
3月17日 |
第3節 |
水戸 |
1-3 |
草津 |
1,684
|
5月26日 |
第18節 |
熊谷陸 |
草津 |
1-0 |
水戸 |
3,401
|
7月28日 |
第31節 |
笠松 |
水戸 |
0-0 |
草津 |
2,773
|
10月10日 |
第44節 |
群馬陸 |
草津 |
0-0 |
水戸 |
2,865
|
2008年 |
5月21日 |
第15節 |
正田スタ |
草津 |
2-1 |
水戸 |
3,011
|
8月10日 |
第30節 |
笠松 |
水戸 |
2-2 |
草津 |
4,776
|
10月19日 |
第40節 |
正田スタ |
草津 |
0-1 |
水戸 |
7,203
|
2009年 |
4月4日 |
第6節 |
草津 |
2-2 |
水戸 |
6,144
|
6月21日 |
第22節 |
ひたちな |
水戸 |
2-1 |
草津 |
1,822
|
9月27日 |
第42節 |
正田スタ |
草津 |
2-0 |
水戸 |
6,069
|
2010年 |
6月13日 |
第17節 |
Ksスタ |
水戸 |
1-1 |
草津 |
3,138
|
10月24日 |
第31節 |
正田スタ |
草津 |
0-0 |
水戸 |
3,356
|
2011年 |
7月2日 |
第19節 |
草津 |
1-2 |
水戸 |
3,654
|
10月30日 |
第33節 |
Ksスタ |
水戸 |
2-2 |
草津 |
4,050
|
2012年 |
4月22日 |
第9節 |
水戸 |
1-0 |
草津 |
3,999
|
10月14日 |
第38節 |
正田スタ |
草津 |
0-0 |
水戸 |
3,320
|
2013年 |
3月3日 |
第1節 |
Ksスタ |
水戸 |
1-1 |
群馬 |
5,537
|
7月7日 |
第23節 |
正田スタ |
群馬 |
0-1 |
水戸 |
3,883
|
2014年 |
4月13日 |
第7節 |
群馬 |
0-1 |
水戸 |
6,407
|
7月20日 |
第22節 |
Ksスタ |
水戸 |
2-0 |
群馬 |
5,776
|
2015年 |
6月21日 |
第19節 |
正田スタ |
群馬 |
0-1 |
水戸 |
2,398
|
11月1日 |
第39節 |
Ksスタ |
水戸 |
0-0 |
草津 |
5,187
|
2016年 |
4月3日 |
第6節 |
水戸 |
1-0 |
群馬 |
4,657
|
8月21日 |
第29節 |
正田スタ |
群馬 |
2-1 |
水戸 |
4,002
|
2017年 |
4月15日 |
第8節 |
群馬 |
0-1 |
水戸 |
5,802
|
9月24日 |
第34節 |
Ksスタ |
水戸 |
4-0 |
群馬 |
4,887
|
2018年 - 2019年は、水戸がJ2、群馬がJ3所属のため開催なし。
|
2020年 |
6月27日 |
J2 |
第2節 |
正田スタ |
群馬 |
1-3 |
水戸 |
0
|
9月27日 |
第22節 |
Ksスタ |
水戸 |
3-1 |
群馬 |
2,483
|
2021年
|
6月4日 |
第17節 |
正田スタ |
群馬 |
2-1 |
水戸 |
1,061
|
10月10日 |
第33節 |
Ksスタ |
水戸 |
2-1 |
群馬 |
3,641
|
2022年 |
4月3日 |
第8節 |
正田スタ |
群馬 |
2-1 |
水戸 |
2,091
|
10月23日 |
第42節 |
Ksスタ |
水戸 |
2-1 |
群馬 |
6,296
|
2023年
|
5月17日 |
第16節 |
正田スタ |
群馬 |
2-1 |
水戸 |
2,090
|
10月22日 |
第39節 |
Ksスタ |
水戸 |
1-2 |
群馬 |
4,544
|
2024年
|
4月7日 |
第9節 |
正田スタ |
群馬 |
0-0 |
水戸 |
3,510
|
8月25日 |
第25節 |
Ksスタ |
水戸 |
2-1 |
群馬 |
4,158
|
水戸vs栃木
■水戸ホーリーホック:15勝7分6敗
■栃木SC:6勝7分15敗
年 |
月日 |
時期 |
会場 |
ホーム |
得点 |
アウェイ |
観客数
|
2009年 |
5月24日 |
J2 |
第17節 |
栃木グ |
栃木 |
2-3 |
水戸 |
3,802
|
8月1日 |
第31節 |
笠松 |
水戸 |
3-1 |
栃木 |
3,910
|
9月13日 |
第39節 |
水戸 |
0-2 |
栃木 |
3,475
|
2010年 |
3月6日 |
第1節 |
Ksスタ |
水戸 |
2-1 |
栃木 |
3,581
|
11月23日 |
第36節 |
栃木グ |
栃木 |
0-1 |
水戸 |
3,547
|
2011年 |
6月4日 |
第15節 |
栃木 |
0-0 |
水戸 |
3,931
|
11月20日 |
第36節 |
Ksスタ |
水戸 |
0-1 |
栃木 |
4,759
|
2012年 |
6月1日 |
第17節 |
水戸 |
3-1 |
栃木 |
4,413
|
7月29日 |
第26節 |
栃木グ |
栃木 |
1-0 |
水戸 |
4,977
|
2013年 |
4月14日 |
第8節 |
栃木 |
0-1 |
水戸 |
4,606
|
8月11日 |
第28節 |
Ksスタ |
水戸 |
4-3 |
栃木 |
5,195
|
2014年 |
4月26日 |
第9節 |
栃木グ |
栃木 |
0-1 |
水戸 |
4,069
|
11月15日 |
第41節 |
Ksスタ |
水戸 |
1-2 |
栃木 |
7,020
|
2015年 |
7月4日 |
第21節 |
水戸 |
2-1 |
栃木 |
3,744
|
9月20日 |
第32節 |
栃木グ |
栃木 |
2-2 |
水戸 |
4,769
|
2016年 - 2017年は水戸がJ2、栃木がJ3所属のため開催なし。
|
2018年 |
6月10日 |
J2 |
第18節 |
グリスタ |
栃木 |
1-2 |
水戸 |
3,960
|
7月25日 |
第25節 |
Ksスタ |
水戸 |
0-0 |
栃木 |
4,769
|
2019年 |
3月3日 |
第2節 |
水戸 |
3-0 |
栃木 |
5,939
|
9月1日 |
第30節 |
栃木グ |
栃木 |
0-3 |
水戸 |
5,002
|
2020年 |
9月6日 |
第17節 |
Ksスタ |
水戸 |
1-2 |
栃木 |
2,001
|
11月21日 |
第35節 |
栃木グ |
水戸 |
3-1 |
栃木 |
2,861
|
2021年 |
5月9日 |
第13節 |
Ksスタ |
水戸 |
1-1 |
栃木 |
3,064
|
9月18日 |
第30節 |
カンセキ |
栃木 |
0-0 |
水戸 |
2,676
|
2022年 |
3月30日 |
第7節 |
Ksスタ |
水戸 |
0-1 |
栃木 |
2,198
|
10月16日 |
第41節 |
カンセキ |
栃木 |
2-3 |
水戸 |
12,490
|
2023年
|
5月13日 |
第15節 |
Ksスタ |
水戸 |
2-2 |
栃木 |
3,350
|
8月26日 |
第32節 |
カンセキ |
栃木 |
2-2 |
水戸 |
6,037
|
2024年
|
4月10日 |
第10節 |
Ksスタ |
水戸 |
2-2 |
栃木 |
4,244
|
9月15日 |
第31節 |
カンセキ |
栃木 |
2-3 |
水戸 |
6,678
|
栃木vs群馬(草津)
■栃木SC:8勝9分8敗
■ザスパクサツ群馬:8勝9分8敗
年 |
月日 |
時期 |
会場 |
ホーム |
得点 |
アウェイ |
観客数
|
2009年 |
5月20日 |
J2 |
第16節 |
正田スタ |
草津 |
0-1 |
栃木 |
4,094
|
7月25日 |
第30節 |
栃木グ |
栃木 |
0-0 |
草津 |
4,296
|
12月5日 |
第51節 |
正田スタ |
草津 |
3-2 |
栃木 |
5,661
|
2010年 |
4月11日 |
第6節 |
栃木グ |
栃木 |
0-0 |
草津 |
4,098
|
8月8日 |
第21節 |
正田スタ |
草津 |
2-1 |
栃木 |
7,946
|
2011年 |
3月6日 |
第1節 |
栃木グ |
栃木 |
2-1 |
草津 |
6,144
|
12月3日 |
第38節 |
正田スタ |
草津 |
4-0 |
栃木 |
3,246
|
2012年 |
5月13日 |
第14節 |
草津 |
1-2 |
栃木 |
4,024
|
8月19日 |
第29節 |
栃木グ |
栃木 |
0-0 |
群馬 |
4,868
|
2013年 |
3月31日 |
第6節 |
栃木 |
3-0 |
群馬 |
3,030
|
9月22日 |
第34節 |
正田スタ |
群馬 |
0-1 |
栃木 |
3,706
|
2014年 |
3月22日 |
第4節 |
栃木グ |
栃木 |
3-0 |
群馬 |
4,174
|
9月28日 |
第34節 |
正田スタ |
群馬 |
2-0 |
栃木 |
3,706
|
2015年 |
6月6日 |
第17節 |
栃木グ |
栃木 |
5-1 |
群馬 |
4,525
|
7月18日 |
第24節 |
正田スタ |
群馬 |
1-0 |
栃木 |
3,337
|
2016年 - 2017年は群馬がJ2、栃木がJ3所属のため開催なし。 2018年 - 2019年は栃木がJ2、群馬がJ3所属のため開催なし。
|
2020年 |
7月29日 |
J2 |
第8節 |
正田スタ |
群馬 |
0-1 |
栃木 |
593
|
12月6日 |
第39節 |
栃木グ |
栃木 |
2-2 |
群馬 |
3,345
|
2021年 |
5月29日 |
第16節 |
正田スタ |
群馬 |
0-0 |
栃木 |
1,935
|
8月25日 |
第25節 |
栃木グ |
栃木 |
0-1 |
群馬 |
900
|
2022年 |
6月12日 |
第21節 |
正田スタ |
群馬 |
0-0 |
栃木 |
2,950
|
9月4日 |
第34節 |
栃木グ |
栃木 |
1-1 |
群馬 |
4,289
|
2023年
|
4月2日 |
第7節 |
栃木グ |
栃木 |
1-2 |
群馬 |
4,473
|
8月6日
|
第29節 |
正田スタ |
群馬 |
1-0 |
栃木 |
10,823
|
2024年
|
6月8日 |
第19節 |
カンセキ |
栃木 |
1-1 |
群馬 |
6,047
|
10月20日 |
第35節 |
正田スタ |
群馬 |
0-0 |
栃木 |
4,354
|
年度別の成績
- クラブ名横の数字は北関東ダービーに限っての勝ち点。
年度 |
対戦形式 |
総試合数 |
優勝 |
2位 |
最下位
|
2009
|
3回戦総当たり |
9 |
水戸 10 |
草津 8 |
栃木 7
|
2010
|
2回戦総当たり |
6 |
水戸 8 |
草津 6 |
栃木 1
|
2011
|
栃木 7 |
水戸 5 |
草津 4
|
2012
|
水戸 7 |
栃木 7 |
草津 2
|
2013
|
水戸 10 |
栃木 6 |
群馬 1
|
2014
|
水戸 9 |
栃木 6 |
群馬 3
|
2015
|
水戸 8 |
栃木 4 |
群馬 4
|
2016年 - 2019年は該当するJ2所属クラブが2クラブのみのため省略。
|
2020
|
2回戦総当たり |
6 |
水戸 9 |
栃木 7 |
群馬 1
|
2021
|
群馬 7 |
水戸 5 |
栃木 3
|
2022
|
水戸 6 |
栃木・群馬 5[3] |
なし
|
2023
|
群馬 12
|
水戸 2
|
栃木 2
|
NHK県域放送実現との関係
NHK水戸放送局は、全国で唯一地元民放テレビ局が無かった関係で、2004年(平成16年)10月から県域地デジ放送を開始し、『茨城Jリーグアワー』を放送してきた。宇都宮局と前橋局についても、テレビの完全デジタル化を機に関東広域圏から離脱し、県域テレビ放送を開始する方針が決まった。
そこで、3県でJリーグクラブが揃ったのを機に、宇都宮・前橋両局に水戸局の県域地デジ番組制作のノウハウを伝え、放送開始に備えるとともに、北関東ダービーを盛り上げることを目的として、2009年度から放送とホームページで情報発信を行い、この3クラブでの対戦独自の成績を付け、成績第1位のチームを表彰する制度を実施。2011年度まで幹事局は前橋が担当していたが、県域放送が揃った2012年度から首都圏ポータルサイトに移行。
なお2013年になってからは、関東甲信越10都県全てにJクラブが存在することから、「北関東ダービー」関連のサイトならびにTwitterアカウントは閉められ、「Jリーグ サポーターズ スタジアム」に移行した。
JFL
2004年にザスパ草津と群馬FCホリコシが日本フットボールリーグ(JFL)に昇格して以後にJFLでも北関東ダービーが開催されている。なお2004年の1年のみザスパ草津と群馬FCホリコシによる群馬ダービーが実現している。2012年はアルテ高崎がJFLから離脱したため、北関東決戦は行わない。
年 |
対象チーム
|
2004
|
栃木SC、ザスパ草津、群馬FCホリコシ
|
2005
|
栃木SC、FCホリコシ、流通経済大学
|
2006
|
栃木SC、アルテ高崎、流通経済大学
|
2007
|
2008
|
2009
|
アルテ高崎、流通経済大学
|
2010
|
栃木ウーヴァFC、アルテ高崎、流通経済大学
|
2011
|
栃木ウーヴァFC、アルテ高崎
|
脚注
- ^ 「『北関東ダービー2023』開催のお知らせ栃木SC 2023年3月20日」
- ^ a b "図書館も北関東ダービー!? 宇都宮・水戸・草津 文化や歴史、互いに紹介"朝日新聞2011年10月27日、栃木版28ページ
- ^ 得失点差、総得点数、両者の対戦成績が同じため、同率2位となった。
外部リンク
|
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