佐賀牛(さがぎゅう)は、佐賀県農業協同組合・唐津農業協同組合・伊万里市農業協同組合からなるJAグループ佐賀管内の肥育農家で飼育される黒毛和種の和牛のうち、一定の基準を満たした場合に呼称が許される牛肉の名称。日本食肉格付協会の格付けを用いた呼称制限では、仙台牛に次ぐ全国2番目の厳しさである[1]。
佐賀県内のJA再編に伴い、原則としてJAグループ佐賀管内の牛のみが対象となっており、流通の窓口となっているのはJAさがの畜産販売課である。
定義
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歩留等級
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A |
B |
C
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肉 質 等 級
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5
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佐 賀 牛
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No.12
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B M S
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No.11
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No.10
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No.9
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No.8
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4
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No.7
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佐 賀 産 和 牛
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No.6
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No.5
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3
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No.4
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No.3
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2
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No.2
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1
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No.1
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現行の佐賀牛の定義は以下の通り[2][3]。
歴史
生産
独自の配合飼料や飼育法を用いて佐賀県で育てられており、生後30ヶ月を目安に出荷される。
その他の佐賀県産銘柄牛
- 『佐賀産和牛』
- 黒毛和種の和牛が、JAグループ佐賀管内肥育農家で飼育され、肉質等級が「4」「3」「2」等級、かつ、BMS「No.6」〜「No.2」の場合に呼称が許される[3][4]。
- 『佐賀交雑牛』
- 母親をホルスタイン種(乳用種)、父親を黒毛和種とする交雑種が、JAグループ佐賀管内肥育農家で飼育された場合に呼称が許される[3]。
- 『伊万里牛』
- JA伊万里管轄域の「佐賀牛」および「佐賀産和牛」は『伊万里牛』との通称が用いられる[5]。これは、JA伊万里がJAさが発足に参加しなかったため。
脚注
関連項目
外部リンク