佐々木博史(ささき ひろふみ、1976年9月15日[1] - )は、日本の作曲家、編曲家。長野県長野市出身。長野県長野高等学校、埼玉大学卒業[2]。
来歴
2000年4月、コナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)入社。同年『GUITARFREAKS(以下GF) 4thMIX』&『drummania(以下dm) 3rdMIX』で、ボン・ジョヴィのカバー曲「BAD MEDICINE」のアレンジを行い、GITADORAシリーズに参加。
翌2001年、『GF5th』&『dm4th』&『KEYBOARDMANIA 3rdMIX』にてENCORE STAGE専用のオリジナル曲「The Least 100sec」を発表。以降も「子供の落書き帳」「Concertino in blue」と立て続けにENCORE STAGE専用曲を提供する。また『MAMBO A GO GO』や『pop'n music』にも楽曲を提供。
2002年6月、コナミを退社しフリーランスに[2]。在職中に手がけた楽曲は、同年8月30日稼動の『GF8th』&『dm7th』に「To the IST」(Glancer名義)が、同年11月29日稼動開始の同・power-up ver.に「たまゆら」が、それぞれ収録された。自身は前者の曲を「ひとつの終幕」、後者を「アンコール」となぞらえた[3]。
コナミ退社後は、外部アーティストとして『GF10th』&『dm9th』に「Timepiece phase II」を提供。この曲は作曲のみで、シーケンス(ゲーム内の譜面配置など)は元同僚のあさきが担当し、佐々木自身は「すっきりした気分で曲を作ることが出来ました」と振り返っている[4]。さらに『GF11th』&『dm10th』でaiko「花火」[5]のカバーや、あさきのアルバム『神曲』へのピアニストとしての参加など、2005年頃まではフリーとしてコナミに関与していた。同じく元同僚の桜井敏郎のバンド「dB COMMUNICATION」にも参加したが、のちに解散。
2008年、嵐の楽曲「忘れられない」の編曲を契機に、編曲家としても活動。2011年には橋幸夫に楽曲「鶴」を提供するなど、幅広いジャンルを手がけている。
作品
アーティスト
- ジャニーズ
- 由薫
- Fish(編曲)
- Yesterday(編曲)
- ヒヤシンス(編曲)
- my friend(編曲)
BEMANIシリーズ
- The Least 100sec(GF5th / dm4th / KM3rd / beatmania&beatmania III THE FINAL / Dance Dance Revolution EXTREME / pop'n music(ee'MALL配信曲、14 FEVER!で解禁) / 家庭用beatmania IIDX 14 GOLD / REFLEC BEAT colette / ノスタルジア)
- BOBBY SUE AND SKINNY JIM(GF6th / dm5th : この曲のボーカル・Raj Ramayya名義)
- 子供の落書き帳(GF6th / dm5th / pop'n music(ee'MALL 2nd avenue配信曲、15 ADVENTUREで解禁)/ 家庭用beatmania IIDX 15 DJ TROOPERS: J.S.バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」のプログレアレンジ)
- DEPARTURE(GF7th / dm6th : この曲のボーカル・AKINO LEE名義)
- Concertino in blue(GF7th / dm6th / IIDX13 DistorteD / jubeat saucer / pop'n music Sunny Park / ノスタルジア)
- To the IST(GF8th / dm7th : この曲のボーカル・AKAIとのユニットのGlancer名義)
- たまゆら(GF8th / dm7th power-up version / pop'n16 PARTY♪ / 家庭用beatmania IIDX 16 EMPRESS)
- Timepiece phase II(GF10th / dm9th / IIDX20 tricoro / ノスタルジア / pop'n music peace)
- Feux d'artifica(MAMBO A GO GO / pop'n8: Little Shepherd名義、作曲はモッキーSASAMOTO名義)
- Wall Street down-sizer(MAMBO A GO GO / pop'n8 / GF&DM(ee'MALL 2nd avenue配信曲、V3で解禁) : この曲のボーカル・Thomas Howard Lichtenstein名義、作曲はモッキーSASAMOTO名義)
- コキュトス(pop'n13 カーニバル:TOMOSUKEとのユニット・FISH BOYS名義)
サウンドトラック
- The Least 333sec (GUITAR FREAKS 5thMIX&drummania 4thMIX Soundtracks) -「The Least 100sec」のロングバージョン
- BOBBY SUE AND SKINNY JIM(long version) (GUITAR FREAKS&drummania VOCAL COLLECTION)
- 子供の落書き帳(long version) (GUITAR FREAKS&drummania INSTRUMENTAL COLLECTION)
その他
- コナミへの在籍はわずか2年、提供曲も10曲ほどながら、複数機種に移植されるなどいずれの楽曲も人気が高い。2007年発売のアルバム『GUITARFREAKS V3 & DRUMMANIA V3 SOUNDTRACKS』にて、既存曲からアルバム収録アレンジバージョン楽曲をアンケートで決める試みが行われ、結果は1位が「Concertino in Blue」、2位が「Timepiece phase II」となり、両曲のアレンジが収録された。また5位は「The Least 100sec」、10位は「DEPARTURE」で、退社から約5年後のアンケートにもかかわらず提供曲がトップ10に4曲ランクインした[12]。
- 『MAMBO A GO GO』でのみ、モッキーSASAMOTOという名義を使用。
- ピアノ他、アルトリコーダー、チェロ、タンバリンの演奏を担当するなど、マルチプレイヤーである一方、楽曲提供はGITADORAシリーズが中心であったにもかかわらず、ギター演奏を担当した楽曲はない。
脚注
出典
外部リンク