伊豆多賀駅(いずたがえき)は、静岡県熱海市上多賀にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)伊東線の駅である。駅番号はJT 23。
概要
日中を中心に伊東線、伊豆急行線との相互直通運転が実施され、朝・夕 - 夜には伊東線を走行する上野東京ライン系統の列車も発着する。
交通系ICカード「Suica」が導入され、「Suica首都圏エリア」に属し、首都圏ICカード相互利用サービスおよび交通系ICカード全国相互利用サービスに対応している。また、旅客営業規則の定める大都市近郊区間制度における「東京近郊区間」にも属している。
伊東線中間駅(熱海駅の被管理駅である来宮駅・当駅、伊東駅の被管理駅である網代駅・宇佐美駅)では2015年(平成27年)3月8日より実施の無人駅化に合わせた「駅遠隔操作システム(現・お客さまサポートコールシステム)」の導入[4]に伴い、自動券売機から多機能券売機への交換、伊東駅へ繋がるインターホン・券面確認台を併設した自動精算機の新設が行われた。従来、有人窓口以外で行うことができなかった処理については伊東駅の駅員が自動精算機を遠隔操作することにより対応している。なお、多機能券売機については、2023年10月現在は設置されていない[5]。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。当駅構内の伊東方には上り・下り本線の計2本を横断する第1種踏切「上多賀踏切」が存在する。
各ホームには内方線付き点字ブロックが設置されている。
駅舎は1番線ホームに面しており、2番線ホームとのアクセスには地下通路を使用する。地下通路には各ホームを結ぶ車椅子対応エレベーターは存在しない。
改札口には、きっぷ回収箱、簡易Suica改札機、Suica対応の自動精算機・自動券売機のほか、乗車駅証明書発行機が設置されている。
改札外には伊東線に関する情報の表示のみに対応した運行情報・時刻表ディスプレイが設置されており、列車運行情報サービス「どこトレ」と同様の内容に加え、当駅を発車する上り・下り列車の初電から終電までの時刻表が確認できる。
トイレは改札口を出て左に曲がると進行方向左側にある。多機能トイレは存在しない。
公衆電話は改札口を出ると進行方向右側にあったが、2023年(令和5年)11月撤去された。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 相対式ホームで、各ホームの有効長は11両。
- 上野東京ライン系統の運行開始と同時に行われた2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正より朝・夕 - 夜に当駅から東海道線東京駅を経由して東北本線(宇都宮線)・高崎線への直通する列車が設定された。なお、宇都宮線直通は最遠で宇都宮まで、高崎線直通は最遠でも高崎(平日は籠原)までとなる。湘南新宿ライン系統の列車は引き続き当駅に乗り入れて来ないため、小田原以東で乗り換えが必要となる。
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改札口(2021年5月)
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地下通路(2021年5月)
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ホーム(2021年5月)
利用状況
2013年(平成25年)度の1日平均乗車人員は615人である。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
駅周辺
駅周辺には桜の木が多く、開花の時期には写真ファンが集まる。
当駅は、高台にある来宮駅から海岸付近にある網代駅までの長い下り勾配の途中にあるため、標高の高い場所に立地し、駅舎を出るとすぐに急な階段がある。海岸は、そこからさらに急坂を長く下った場所にある。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 伊東線
- ■普通
- 来宮駅 (JT 22) - 伊豆多賀駅 (JT 23) - 網代駅 (JT 24)
脚注
記事本文
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- 静岡県統計年鑑
関連項目
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外部リンク