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この項目では、存命の歌舞伎役者について説明しています。新撰組の隊士だったと推測される史上の人物については「中村吉六 (新撰組) 」をご覧ください。 |
中村 吉兵衛(なかむら きちべえ、1973年11月21日[1] - )は、歌舞伎役者。立役。二代目中村吉右衛門門下。本名は松榮 忠志(まつさか ただし[1])。屋号は播磨屋、定紋は揚羽蝶。広島市安佐南区出身。広島市立沼田高等学校卒業。血液型A型。趣味は献血、アウトドア、キャンプ。
来歴
1994年国立劇場第十二期歌舞伎俳優研修修了。
同年4月歌舞伎座『双蝶々曲輪日記・角力場』の見物人、『御存鈴ヶ森』の雲助で松榮忠志の名で初舞台。
同年12月中村吉右衛門に入門し、南座『盲長屋梅加賀鳶』の鳶の者ほかで中村吉六を名のる。
2015年9月歌舞伎座『競伊勢物語』の桂の源太、『伽羅先代萩』の笹野才蔵で中村吉兵衛を名のり名題昇進披露。
立役。キビキビした切れのいい動きで、立廻りの花四天や捕手でも目立つ存在だった。勉強会で『菅原伝授手習鑑』寺子屋の武部源蔵を真摯に勤めていたのが印象に残る。芸の虫といってもいいほどの芸熱心だけに、名題昇進を果たした今後も活躍が期待される。
2023年〈令和5年〉10月、重要無形文化財(総合認定/第十六次)に認定され「伝統歌舞伎保存会」会員となる[2][1]。
受賞歴
主な出演作
歌舞伎
- 第18回 稚魚の会・歌舞伎会合同公演 (青年歌舞伎公演)にて、山蔭右京を好演。ほか多数。
テレビ
映画
脚注
注釈
出典
外部リンク
- “中村吉兵衛”. 歌舞伎公式ホームページ:歌舞伎 on the web. 歌舞伎俳優名鑑:現在の俳優篇. 日本俳優協会. 2024年3月31日閲覧。